TONAKトナック

TONAK(トナック)

世界最大級の帽子メーカーの一つであるTONAKトナックは、高級ファーフェルト(兎毛)の一大産地であるチェコ共和国が誇る著名企業です。そのフェルトハットは、世界中で高い評価を獲得。高級帽子ブランドとして不動の地位を築き上げています。ここでは、そんなTONAKトナックの200年を超える歴史とフェルトハットの魅力をご紹介します。


TONAKトナックブランド紹介

TONAK(トナック)とは

世界最大の帽子メーカーTONAKトナックと2つの生産拠点

TONAK(トナック)

世界で最も卓越した帽子メーカーの一つであるTONAKトナックは、チェコ共和国Novy Jicin(ノビー・イーチン)市に拠点を置いています。高級ファーフェルトの最大産地でもあるチェコの高名な企業であり、高品質の帽子を生産・供給するだけでなく、チェコの帽子文化の保護、技術向上、産業振興等にも率先して取り組んでいる一大ブランドです。

TONAK(トナック)

生産の要となるNovy Jicin(ノビー・イーチン)市の工場は、フェルト帽子の製造が専門。工場における製法は厳しく管理されており、高い品質を保つ目的で、一つのフェルト帽が仕上がるまでには80~150もの様々な工程を経ることになります。その中には、手仕事での作業も多く含まれています。世界最大級のブランドでありながら、生産には手間暇のかかる伝統的製法がしっかりと受け継がれています。こうしたこだわりに、帽子作りへの情熱を見ることができます。

また同社は、別の拠点としてStrakonice(ストラコニチェ)市にも工場を設置しています。こちらはベレー帽やトルコ帽等の編まれた帽子を中心に製造するほか、紡績製品を扱う工場としても知られています。コットンやウールといった自然素材を主として編まれた伝統的なニットの帽子は、現在ではハイスペックな機械で生産されており、製品のしなやかさと高い品質を保証しています。

TONAKトナックの歴史

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Novy Jicin(ノビー・イーチン)市の工場

TONAKトナックが主要な生産拠点を置くNovy Jicin(ノビー・イーチン)市の帽子製造の歴史は、町議会が帽子屋のギルド(職業別組合)を承認したときに始まります。それは、1630年のことです。

TONAK(トナック)
TONAK(トナック)
TONAK(トナック)

そして1799年、若き帽子職人ヨハン・ヒュッケルが登場します。ギルド加入後、彼は一つの婦人帽子店を構えました。高い技術と品質を持つ彼の帽子はたちどころに評価を集め、オーストリアをはじめとする外国市場に浸透していきました。

1865年に入ると、ヨハン・ヒュッケルは新しい機材を導入し、毛皮やフェルト帽子の生産を開始しました。さらにその2年後、ヨハン・ヒュッケルは最新機材を備えた大規模な工場を建設します。こうして彼は、順調に事業を拡大させてゆきます。

1869年1月1日、ヨハン・ヒュッケルの仕事は株式会社 J.ヒュッケル社によって引き継がれました。以来、国有企業TONAKトナックとなるまで、その名前は受け継がれました。

そして2001年、TONAKトナックはチェコの自動車シート材メーカーFezcoの帽子部門を買収。あらゆる帽子関連アイテムを揃える世界で最も大きい帽子メーカーの1つになりました。

現在、TONAKトナックは、高級ファーフェルトの最大産地であるチェコ共和国の誇りを抱き、威信を背負い、世界的な高級ブランド帽子の最大メーカーとして確固たる地位を築き上げています。

Strakonice(ストラコニチェ)市の工場

TONAKトナックのもう一つの生産拠点、Strakonice(ストラコニチェ)市の織物製造の歴史は、実に500年以上前まで遡ります。しかし中でも帽子製造に関していえば、その始まりは、1812年にトルコ帽の生産が軌道に乗ったときということになるでしょう。

TONAK(トナック)

チェコで最初のトルコ帽は、1807年にこの地で作られました。そして1812年には、ファース兄弟がキャップとトルコ帽を製造する会社を設立。彼らの帽子は大成功を収め、着実に事業規模を拡大していきました。

トルコ帽の生産は益々の盛り上がりを見せ、1873年になると、ヴォルフ・ファースの会社が年間120万点の生産高を記録します。

1899年になると、オーストリアとハンガリーにあった工場は、オーストリアのウィーンで合併。やがてチェコスロバキア成立後、トルコ帽の生産が今日まで続いているStrakonice(ストラコニチェ)市へと拠点が移されました。

この工場は、以前はFezcoの帽子部門として知られていました。2001年にTONAKトナックがこれを買収。以来現在に至るまで、当地では、高度で柔軟な製造体制を基盤に、天然素材を主とした高品質な帽子が次々と生み出されています。

伝統と卓抜した技術から生み出されるTONAKトナックの帽子

TONAK(トナック)

Novy Jicin(ノビー・イーチン)とStrakonice(ストラコニチェ)――これら2つの拠点に息づく歴史と、研ぎ澄まされた技術で、TONAKトナックは今日、チェコ共和国が世界に誇る一大帽子メーカーとして揺るぎない地位を築き上げています。

確かな伝統と傑出した技術から生み出されるTONAKトナックの帽子は、帽子産業の黎明期から現在に至るまで、世界中の帽子通たちを唸らせ続けてきました。

そしてこの度、満を持して、日本の皆様にこれらの帽子をご紹介できることとなりました。
日本の帽子ファンの方々に、上質かつ中欧のエスプリに溢れたTONAKトナックの帽子をお届けできることは、当店にとっても幸運の極み。自信を持っておすすめいたします。

高い品質、絶妙の被り心地、洗練のデザイン――あらゆる要素に、チェコの誇りが満ちています。TONAKトナックの帽子がもたらす、この上ない満足感を、ぜひご自身でお確かめください。


TONAKトナックのフェルトハットの素材について

フェルトハットの素材について

世界No.1の産地、チェコの最高級ファーフェルト(兎毛フェルト)とは。

チェコの最高級ファーフェルト

世界で最も美しい都市の一つと讃えられる世界遺産プラハや、繊細な彫刻を施したボヘミア・ガラス、チェコ・ビール等が有名なチェコですが、実は「ファーフェルト」の世界最大の産地であることでも知られています。

一般的にファーフェルトは兎の毛を素材としていて、広く流通している羊毛を素材としたウールフェルトよりも高級とされています。そのため、特に本物志向の方に愛されています。

チェコ産のファーフェルト

中でもチェコ産のファーフェルトは最高級として知られ、長い毛足による上品な見た目や、軽さと暖かさを併せ持つしなやかな手ざわり等が世界中の愛好家の間で高い評価を獲得。高級帽子の素材として圧倒的な人気を誇っています。

ファーフェルトの帽子は、軽くキメ細やかで、手ざわりもよく、最高の被り心地をもたらします。その価値は冬の帽子の中でもトップクラスに位置しています。

チェコ産のファーフェルト

一つの帽子を作るためには少なくとも兎が4~7羽、上級品ともなると30羽分もの毛が必要となります。そこから更に帽子に適した毛を厳選するわけですから、素材の希少価値が高いことは言うまでもありません。

またウールフェルトと違い、一度伸びると戻らないため、加工が難しいのが特徴。そのため工程のほとんどは、職人による手作業となります。

熟練の職人たちの加工により、吟味された希少な素材を、大変な手間と時間をかけて仕上げた逸品が、ファーフェルトの帽子なのです。

200年を超える歴史と経験。TONAKトナックのファーフェルトハット。

Novy Jicin(ノビー・イーチン)市の自社工場

TONAKトナックでは、Novy Jicin(ノビー・イーチン)市の自社工場において、帽子の素材となるファーフェルトの生産から加工、実際の商品として仕上げていく帽子への成型までの工程を一貫して行っています。

同社は200年を超える伝統と経験をバックボーンに、チェコ有数の老舗帽子ブランドたる地位を揺るぎないものとし、50ヶ国を超える世界中の国々で高い評価を得ています。

もちろん、当店で取り扱っているTONAKトナックの帽子は、全てが兎毛100%のファーフェルトを用いた最高級品です。素材の特性や加工方法を熟知したトップブランドが、世界に自信を持って送り出す一流品。ぜひ、ご自身の目でお確かめください。

フェルトハットとTONAKトナックの豆知識

チェコの歴史とファーフェルト
チェコの歴史とファーフェルト

チェコがファーフェルトの産地として成功した背景には、その気候があります。寒冷地であるチェコでは、防寒のため兎の毛がよく伸びます。そのため他の地域と比べて、毛足の長い兎毛を採取することができるのです。

チェコのファーフェルトといえば、その毛足の長さが特徴です。長い毛足のファーフェルトは温かく、質感も豊か。さらには、埃が付きにくく取れやすいという利点もあります。

高級帽子に欠かせないファーフェルトは、チェコの自然と文化が育んだ人智の結晶なのです。

ファーフェルト(兎の毛)の特徴
ファーフェルト(兎の毛)の特徴

兎の毛は中空であるため、軽くてしなやかで発色もよく、上品な光沢をもつことが特長です。手ざわりは、ウールに比べキメ細かく滑らか。また型崩れしにくく長もちで、使う程に味わいが増していく特性があります。

「良い帽子を長く被りたい」という方に最適の素材と言えるでしょう。

ファーフェルトの主な種類

ファーフェルトは、毛の長さや使われる部位によって以下のように分類されています。一般的に毛足が長くなるほど加工技術を要し、グレードも上がります。

名称 特徴
ベロア
ベロア
長いケバを持つように起毛させ、表面をスムーズなベルベット状に仕上げたもの。起毛加工により繊維の厚みが増し、起毛した部分に空気を含むため、保温性も高まる。
柔らかくふっくらとした手触りに、豊かな風合いと光沢があり、重圧感、高級感を持つ。
ファインスエード
ファインスエード
ベロアよりも短く刈った毛足を起毛処理したもの。ベロア同様、起毛加工により繊維の厚みが増し、起毛した部分に空気を含むため、保温性も高まる。
独特の光沢感があり、ソフトで滑らかな手触りと、均質な毛足の流れが特徴。
プレーンファーフェルト
プレーンファーフェルト
毛足を短くカットし、起毛させずヤスリやサンドペーパーで磨いて毛羽立たせたもの。毛足の短い滑らかな風合いで、軽くスッキリとした印象。

TONAKトナックのフェルトハットの仕上げについて

フェルトハットの仕上げについて

当店ではTONAKトナックのフェルトハットをノリ入れ等の仕上げの違いにより、ソフト・ハードの二種類に分類してご案内しています。ここでは、フェルトハットの特色と、ソフト・ハードそれぞれの違いをご紹介いたします。

フェルトハットとは。

フェルトハットとは

フェルトハットとは、フェルト素材で作られた帽子の総称です。獣毛に水分と熱を加えて縮絨させ、成型したものを言います。

フェルトは純毛のため変質が少なく、織物と違って自由な形に成型することが可能です。このためフェルトで作られた帽子は、縫い目や重ね目が存在せず、頭によくフィットするのが特徴になります。動物の毛から生まれるフェルトは保温性も高いため、冬用の帽子に最適な素材であると言えるでしょう。

フェルトハットに用いられるフェルト素材は、主にファーフェルト(兎毛)とウールフェルト(羊毛)の二種類に分類されます。そして一般に、ファーフェルトの方がより高級な素材として認知されています。兎毛は中空であるため、軽くてしなやか。滑らかで発色がよく、上品な光沢があるのも魅力です。ウールに比べてキメが細かく、型崩れしにくいことから長もちし、使う程に味わいが増していきます。

中でもチェコ産のファーフェルトは、長い毛足で温かく質感も豊かで、しかも埃が付きにくく取れやすいという極上の素材。

当店で扱うTONAKトナックのフェルトハットは、全てNovy Jicin(ノビー・イーチン)市の自社工場で加工されたチェコ産の高級ファーフェルトを使用しています。

フェルトハットの仕上げについて。

ソフト
ソフト

ソフトに仕上げられたフェルトハットです。
生地が柔らかく、頭の形に沿ってしなやかにフィットする被り心地が特徴。自分で形を変えたり整えたりすることが比較的容易です。
カジュアルにセミフォーマルに、様々なシーンで楽しむことができます。

ハード
ハード

ハードに仕上げられたフェルトハットです。
生地が硬く、カッチリとした形にノリ入れされているため、引き締まった高級な質感があります。丈夫で型崩れしにくいのが特徴です。
上品なシルエットが、フォーマルな印象を与えてくれます。