フォーマルな気品はそのままに、ツートンカラーでモダンに仕上げた今風のホンブルグ。

ありそうでなかった、モダンデザインの本格ホンブルグハット。20世紀初頭に在位した英国エドワード7世が皇太子時代に火をつけ、男性用の正礼装に用いられてきたフォーマルなホンブルグに、カジュアル寄りの装いにも違和感なくハマる待望の一品が誕生しました。

TONAK（トナック）のOPRAVIT（オプラビット）は、上質なラビットファーの帽体と巻き上げブリムで、エレガントな雰囲気がたっぷりと漂う本格ホンブルグハット。総裏地、革スベリ、ブリムエッジのパイピング装飾、これぞ紳士のフォーマル・スタイルです。

OPRAVIT（オプラビット）の「ブラック」が黒の統一感で従来のフォーマル・スタイルを忠実に継承したアイテムであるのに対して、こちらの「グレー」は、グレーとネイビーのツートンデザインを持ち込むことで、グンと親しみやすい雰囲気に仕上げられています。

帽体に用いられているのは、100％のラビットファーフェルト。上品な光沢があり、ふわりと軽いのが特長です。生地表面には微かな起毛感があり、さらりと流れるような手ざわりは、ウールフェルトなどにはない魅惑の感触といえます。

ラビットファーフェルトは、兎（うさぎ）の毛を原料とするフェルト生地です。兎毛のフェルトは、羊毛を原料としたフェルトより希少で、高級な素材として知られています。フェルト生地に加工した場合、羊毛と比較して、よりきめ細やかな外観になり、手ざわりもなめらかに仕上がります。

加えてOPRAVIT（オプラビット）では、短く刈った毛足を起毛処理する「ファインスウェード」と呼ばれるTONAK（トナック）独自の仕上げを採用。起毛加工により繊維の厚みが増し、起毛した部分に空気を含むため、保温性が高まる効果があります。またソフトでなめらかな手ざわりと、均質な毛足の流れ、独特の光沢感が生まれます。

OPRAVIT（オプラビット）の特徴は、頭頂部（クラウン）の中央に縦に入ったくぼみ（クリース）と、鋭角にせり返った（巻き上がった）ブリムが見せる優雅なシルエット。また、ブリムエッジをリボンと同素材の布で縫う「パイピング加工」も高貴な雰囲気を引き出しています。

帽子内側には、高級紳士帽のシンボルの一つでもある総裏地を採用。ワインレッドのサテンの裏地は、中央に入った金色のブランドロゴが印象的で、見えない部分にも隙のないオシャレと高級感を演出しています。

また、おでこが当たる部分のいわゆる「スベリ」には革を用いています。「スベリ」には「ビン皮」という別名がありますが、これは伝統的ハットにおいて、このパーツに皮革素材が用いられていたことに由来するもの。クラシック・スタイルを踏襲した本格仕様となっています。

本来はフォーマルに分類されるホンブルグハットですが、こちらモダンな雰囲気を漂わせるOPRAVIT（オプラビット）の「グレー」は、従来のフォーマルシーンばかりではなく、カジュアル寄りのコーディネートに合わせても上手に着こなすことができます。

さあ、あなたも、重量感ある見た目とは違い、軽い装着感のホンブルグハットTONAK（トナック）のOPRAVIT（オプラビット）を取り入れて、お好みに合った、ベストなコーディネートを見つけてみてください。