Este Beaver Kohle(エステ ビーバー コーレ) 詳細
ビーバーの真価はデザインで決まる。凝ったリボンにセンスが際立つ極上フェルト。
さあ、この有無を言わせない、特別な存在感に満ちたハットをご覧ください。最高級の素材ビーバーを用いた、しっとりなめらかな肌ざわりもさることながら、上下にパイピング加工を施したリボンには秀逸なセンスも感じられる、オンリーワンの逸品です。
Zapf(ツァップ)のEste Beaver Kohle(エステ ビーバー コーレ)は、オーストリア=ハンガリー帝国の最後の皇太子であるオットー・フォン・ハプスブルクの許可を受けて作られた、王室の名を冠にいただく「ハプスブルク・コレクション」に属する帽子の一つです。これらの帽子に配されたエンブレムまたはステッチは、王室ハプスブルク家(王室御用達)のシンボルでもあり、同ブランドの長い歴史と類稀なる品質を象徴しています。
デザイン上のポイントは、帽体と同じビーバーのフェルトの上下をパイピング加工することで、立体的なスリートーン感を巧みに演出したハットリボン。王室「ハプスブルク家」の名に恥じない高貴さがありながら、気張りすぎない「余裕」があることも大きな魅力です。
ブリムエッジ(つば先)は、折り返して縫う「折りべり」と、別布をあてて縫い込むパイピング装飾を組み合わせたような凝ったデザイン。ブリムエッジのグリーンをリボンのカラーと呼応させることで、実に優雅なデザインを完成させています。
秋冬の様々なコーディネートに取り入れやすい、限りなく黒に近いダークグレーの帽体には、希少価値の高いビーバー毛100%のフェルトが採用されています。その潤いに満ちた心地よい感触は、圧倒的な上質感を誇ります。
上品な光沢をもつビーバーの毛は、かつてはヨーロッパの貴族・軍人が愛用した帽子や、英国紳士の象徴ともいえる山高帽にも、素材として用いられていました。アラスカ、北アメリカなど寒冷な地域に生息するビーバーの毛から作られた「ビーバー・ハット」は、その優れた防寒性や耐久性から、最高級の帽子として多くの支持を集めていたのです。
形状は、クラウン(頭頂部)トップのクリース(くぼみ)が涙のような形をしたティアドロップ型、クリースの中央部には「戻り」と呼ばれるふくらみがあります。このため帽子内部の中央にもやや高さがあり、一般のセンタークリース型の帽子と比べてフィット感があるのが特徴です。
創業120年を超えるオーストリア屈指の老舗ブランドZapf(ツァップ)は、伝統のチロリアンハットづくりに代表される、同国に受け継がれた匠の技術に定評があります。
熟練職人の手作業による仕上げにこだわった上質なフェルトハットの数々は、絶妙な被り心地、王室の伝統をくむ気品、洗練のデザインで世界的な人気を集めています。
Zapf(ツァップ)のEste Beaver Kohle(エステ ビーバー コーレ)は、高級なビーバー素材の魅力と、秀逸なデザイン性を併せもったフェルトハットということで、キレイめのスーツから、普段使いのジャケパンまで、あらゆる秋冬コーディネートにマッチします。
「いつかはビーバー」という長年の夢を実現するなら、いまです。ぜひ、この逸品フェルトハットを手に入れて、あなただけの個性が輝くベストスタイルを見つけてください。
1893年創業、王室も認めたオーストリア屈指の老舗帽子メーカー「Zapf」とは。
今から遡ること百余年、1893年にオーストリアのヴェルフェン市で創業したZapfは、職人の手作業による伝統的な帽子作りを続けている歴史の深いブランドです。
当時ハプスブルク家統治下にあったオーストリアにおいて、わずか数社だけが、ウィーンの王室にサービスや産物を献上する特権を与えられていましたが、Zapfはその内の一社でした。1905年、その実力を評価されたZapfは、王室御用達メーカーとして表彰されます。
1991年にはオーストリア皇太子オットー・フォン・ハプスブルクの許可を受け、王室の名を冠に頂く「ハプスブルク・コレクション」を導入するに至ります。
Zapfの最大の特徴は、オーストリア伝統のチロリアンハットを帽子づくりのベースとしていることです。そのためZapfのハットの多くは、ブリム(つば)やクラウンがコンパクトであるため派手過ぎず、反面、色柄やデザインが豊富でファッションのアクセントとして小粒でも十分なスパイスを利かせるため、繊細で奥床しい美的感覚を持つ日本人にも被りやすい帽子です。
Zapfのハットは、伝統の技が生み出す高い品質、絶妙の被り心地、洗練のデザインと、あらゆる面において高品質で知られる数々のメイド・イン・ジャパン製品を見慣れた人々の目にも眩しく映ることでしょう。
日本の帽子ファンの方々に、磨き抜かれた職人の手業が光るZapfのフェルトハットをお届けできることは、当店にとっても幸運の極み。最高品質のフェルトハットがもたらす言い様のない満足感を、ぜひご自身でお確かめください。
丁寧な職人の手技で仕上げられる、チロリアンハットの技法を存分に活かしたZapfのフェルトハット。
チロリアンハットをはじめとするZapfのフェルトハットは、通常15の工程を経て生み出されます。原料として用いられるのは、主にヨーロッパから吟味の上で取り寄せたウールや兎毛のフェルトです。
高品質のフェルトを巧みに加工して仕上がるハイグレードなハットには、随所に職人の手業が光っています。まさに、オーストリアの伝統的な帽子づくりの技の結晶と言えましょう。
Zapfのフェルトハットは木製の型を用いて職人の手作業で作られています。その後のすべての工程も、職人の手によるものです。ハットのデザインは一つ一つが異なり、様々なモデルにおける一つ一つの工程をZapfは非常に重要視し、職人による仕上げにこだわっています。