Zermatt(ツァーマット) 詳細
Zermatt(ツァーマット) 詳細
長めのブリム(ツバ)から見えるのは、どこまでも広がる自然の豊かさ。
さあ、この頼れる相棒と一緒に、自然の中へと出かけましょう。
秋冬にぴったりの落ち着きのあるチロリアンハット『Zermatt(ツァーマット)』。『Zermatt(ツァーマット)』の由来は、スイス南部、バレー州の町、マッターホルンの北側に深く刻まれた谷の奥に位置する景勝地の名前からきています。
その名の通り、クラウン(頭の部分)の両サイドのフロントピンチ(帽子の両側の前の部分のへこみ)は、キュッと窪んでいます。これはまるで、自然の絶景を眺められる峡谷を表しているかのようです。
チロリアンハットと言えば、ブリムが狭いことが特徴ですが、『Zermatt(ツァーマット)』は、少し長く広めのブリム(ツバ)になっており、程よく日差しを遮るため、アウトドアでの活動の際にぴったりな逸品です。
ブリム(ツバ)はオールダウンにしたり、オールアップにしたりと、自在に上下に動かすことができます。またソフトな作りのため、クラウン(頭の部分)を変形させ、ボーラーハットのようなスタイルにすることもできます。『Zermatt(ツァーマット)』は、一つの帽子で複数の表情を楽しむことのできる、遊び心満載のアイテムとなっています。
また、クラウン(頭の部分)とブリム(ツバ)の境目にぐるりと巻かれた、帽体と同じフェルト素材の編みこみリボンをご覧ください。同じ素材で、同じグレーの色味のリボンは、シンプルでありながらも統一感を生み出し、さりげないおしゃれをアピールすることができます。
チロリアンハット『Zermatt(ツァーマット)』は、HMI(Hair Mele Inpregnated)と呼ばれる加工方法で仕上げられています。
これは、先染めの方式で毛を先に染め上げ、染色後に帽子へと成形するもの。最高で10種類の色を混ぜ合わせることによって特別な風合いへ仕上げることができます。『Zermatt(ツァーマット)』は、こうした先染めによる効果で、鮮やかな発色を実現しているのです。
またHMIは、加工時にしっかりと水分を含ませるため、染料がフェルトに悪影響を及ぼすことはなく、耐水性も増しているため、アウトドアでの活動の際にも気兼ねなく身に着けられる優れものでもあります。
当ショップの中でも、フロントピンチ(帽子の両側の前の部分のへこみ)がキュッと窪んだスタイルが特徴的なチロリアンハット『Zermatt(ツァーマット)』は、浅めで軽い被り心地で、アウトドアに気軽に被っていただきたい逸品です。
登山やハイキングなどのアウトドアの活動のお供にチロリアンハット『Zermatt(ツァーマット)』を被り、自然の景色の移り変わりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
1893年創業、王室も認めたオーストリア屈指の老舗帽子メーカー「Zapf」とは。
今から遡ること百余年、1893年にオーストリアのヴェルフェン市で創業したZapfは、職人の手作業による伝統的な帽子作りを続けている歴史の深いブランドです。
当時ハプスブルク家統治下にあったオーストリアにおいて、わずか数社だけが、ウィーンの王室にサービスや産物を献上する特権を与えられていましたが、Zapfはその内の一社でした。1905年、その実力を評価されたZapfは、王室御用達メーカーとして表彰されます。
1991年にはオーストリア皇太子オットー・フォン・ハプスブルクの許可を受け、王室の名を冠に頂く「ハプスブルク・コレクション」を導入するに至ります。
Zapfの最大の特徴は、オーストリア伝統のチロリアンハットを帽子づくりのベースとしていることです。そのためZapfのハットの多くは、ブリム(つば)やクラウンがコンパクトであるため派手過ぎず、反面、色柄やデザインが豊富でファッションのアクセントとして小粒でも十分なスパイスを利かせるため、繊細で奥床しい美的感覚を持つ日本人にも被りやすい帽子です。
Zapfのハットは、伝統の技が生み出す高い品質、絶妙の被り心地、洗練のデザインと、あらゆる面において高品質で知られる数々のメイド・イン・ジャパン製品を見慣れた人々の目にも眩しく映ることでしょう。
日本の帽子ファンの方々に、磨き抜かれた職人の手業が光るZapfのフェルトハットをお届けできることは、当店にとっても幸運の極み。最高品質のフェルトハットがもたらす言い様のない満足感を、ぜひご自身でお確かめください。
丁寧な職人の手技で仕上げられる、チロリアンハットの技法を存分に活かしたZapfのフェルトハット。
チロリアンハットをはじめとするZapfのフェルトハットは、通常15の工程を経て生み出されます。原料として用いられるのは、主にヨーロッパから吟味の上で取り寄せたウールや兎毛のフェルトです。
高品質のフェルトを巧みに加工して仕上がるハイグレードなハットには、随所に職人の手業が光っています。まさに、オーストリアの伝統的な帽子づくりの技の結晶と言えましょう。
Zapfのフェルトハットは木製の型を用いて職人の手作業で作られています。その後のすべての工程も、職人の手によるものです。ハットのデザインは一つ一つが異なり、様々なモデルにおける一つ一つの工程をZapfは非常に重要視し、職人による仕上げにこだわっています。