Landgraf(ラントグラーフ) 詳細
ベーシックな意匠を引き立てる艶感あるロープ。高級感ある佇まいのチロリアンハット。
さあ、この美しさと遊び心を両立した逸品ハットを身に着けて、揺るぎない「大人の余裕」を演出しましょう。
限りなくブラックに近いダークネイビーの帽体、その中で、ひときわ存在感を放つアイビーグリーンのロープリボン。Zapf(ツァップ)から、ベーシックな意匠でありながら高級感漂う佇まいが魅力のチロリアンハットLandgraf(ラントグラーフ)が登場しました。
Landgraf(ラントグラーフ)は、山岳地方を発祥とするチロリアンハットの中でも、「ハンティング」という分類に属するアイテムです。その名の通り、屋外でのアクティブな活動にも好適な、軽快な仕様になっています。
Landgraf(ラントグラーフ)に用いられているのは、100%のラビットファー。兎毛は、軽くしなやかで、上品な光沢があることが特徴です。フェルト生地に加工した場合、羊毛と比較して、よりきめ細やかな外観になり、手ざわり(肌ざわり)も滑らかなものに仕上がります。
このラビットファーフェルトの魅力をさらに高めているのが、Landgraf(ラントグラーフ)に採用されているHMI(Hair Mele Inpregnated)と呼ばれる加工方法。いわゆる"先染め"で毛を先に染め上げ、染色後に帽子へと成型する方式です。先染めによる鮮やかな発色が最大の特徴で、最高で10種類の色を混ぜ合わせることによって表情豊かな生地に仕上げることができます。
形(シルエット)の特徴は、クラウントップ(頭頂部)を縦に折り込んだセンタークリース(くぼみ)と、フロントピンチ(つまみ)。フェルト製中折れハットの「王道」と言えるクラシカルな定番フォルムです。適度な長さのブリムは、オールダウン。
ここに、オーストリア伝統のチロリアンハットらしい気品を加えているのが、大きな結び目を後方に配した太めのアイビーグリーンの紐リボンです。
ラビットファー特有のきめ細やかな生地の質感で、引き締まった高級感を手に入れたチロリアンハットLandgraf(ラントグラーフ)は、男性のスーツスタイルからカジュアルスタイルまで、シーンを問わず幅広く活躍してくれます。いつもの服装に合わせるだけで、全身のオシャレな印象を劇的に高めることができるでしょう。
スーツスタイル、例えばテーラードスーツやトレンチコートと合わせたり、ややカジュアル寄りに気軽なジャケパンスタイルと合わせたり、とコーディネートの幅は大きく広がります。この帽子は、あなたの装いをダンディーに彩ってくれる、素敵な相棒になってくれること間違いありません。
Zapf(ツァップ)のチロリアンハットLandgraf(ラントグラーフ)を、普段使いにはもちろん、特別な日の装いにも上手に合わせて、あなたらしい個性が輝く秋冬スタイルを完成させてください。
1893年創業、王室も認めたオーストリア屈指の老舗帽子メーカー「Zapf」とは。
今から遡ること百余年、1893年にオーストリアのヴェルフェン市で創業したZapfは、職人の手作業による伝統的な帽子作りを続けている歴史の深いブランドです。
当時ハプスブルク家統治下にあったオーストリアにおいて、わずか数社だけが、ウィーンの王室にサービスや産物を献上する特権を与えられていましたが、Zapfはその内の一社でした。1905年、その実力を評価されたZapfは、王室御用達メーカーとして表彰されます。
1991年にはオーストリア皇太子オットー・フォン・ハプスブルクの許可を受け、王室の名を冠に頂く「ハプスブルク・コレクション」を導入するに至ります。
Zapfの最大の特徴は、オーストリア伝統のチロリアンハットを帽子づくりのベースとしていることです。そのためZapfのハットの多くは、ブリム(つば)やクラウンがコンパクトであるため派手過ぎず、反面、色柄やデザインが豊富でファッションのアクセントとして小粒でも十分なスパイスを利かせるため、繊細で奥床しい美的感覚を持つ日本人にも被りやすい帽子です。
Zapfのハットは、伝統の技が生み出す高い品質、絶妙の被り心地、洗練のデザインと、あらゆる面において高品質で知られる数々のメイド・イン・ジャパン製品を見慣れた人々の目にも眩しく映ることでしょう。
日本の帽子ファンの方々に、磨き抜かれた職人の手業が光るZapfのフェルトハットをお届けできることは、当店にとっても幸運の極み。最高品質のフェルトハットがもたらす言い様のない満足感を、ぜひご自身でお確かめください。
丁寧な職人の手技で仕上げられる、チロリアンハットの技法を存分に活かしたZapfのフェルトハット。
チロリアンハットをはじめとするZapfのフェルトハットは、通常15の工程を経て生み出されます。原料として用いられるのは、主にヨーロッパから吟味の上で取り寄せたウールや兎毛のフェルトです。
高品質のフェルトを巧みに加工して仕上がるハイグレードなハットには、随所に職人の手業が光っています。まさに、オーストリアの伝統的な帽子づくりの技の結晶と言えましょう。
Zapfのフェルトハットは木製の型を用いて職人の手作業で作られています。その後のすべての工程も、職人の手によるものです。ハットのデザインは一つ一つが異なり、様々なモデルにおける一つ一つの工程をZapfは非常に重要視し、職人による仕上げにこだわっています。