【プロが解説】冬の帽子の被り方!「なんか変…」を避ける5つのポイント

2026/01/30

  • 帽子コーディネート
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冬になるとフェルトハットやベレー帽が気になっても、鏡の前で“なんか違う”となって、そのまま出番が減ってしまう…。そんな経験がある方も多いかもしれません。

Youtubeチャンネル「時谷堂帽子倶楽部」で公開した動画「【9割が勘違い】冬のダサくない帽子の被り方を解説します!」をご覧になれば、そのお悩み解決できるかもしれません。

結局のところ、どこを見直せば「ダサく見えない冬帽子」に近づくのか。ポイントを5つに絞って、動画の内容をまとめます。動画といっしょにぜひ参考にしてください。

目次

「似合わない」の正体は、だいたい“この3つ”

動画全体を通して、ズレやすいのは大きく3つに集約されます。

  • サイズ(小さすぎ・大きすぎで一気に不自然)
  • バランス(季節感・テイスト・盛り具合)
  • 中心(“なんとなく”で被るとだらしなく見えやすい)

ここが整うと、同じ帽子でも見え方が変わりやすい…というのが今回の肝でした。

NG① 帽子のサイズが合っていない

最初に出てくるのが「サイズ」。服と同じで、サイズが合わないとそれだけで“似合わない”と感じやすい、という話です。

動画では、57cm(ジャスト)に対して55cm(小さめ)と63cm(大きめ)を実演。たった2cm違うだけでも、印象がはっきり変わっていました。

すでに買ってしまった場合の考え方

小さすぎる帽子は、見た目だけでなく被り心地も厳しくなりがちです。大きい場合は、スベリの部分に帽子用汗止め消臭・制菌ライナーを貼ることでサイズを0.5~1cm小さくすることができます。

まずは自分の頭囲を把握しておくと、店でもネットでも選びやすくなります。

NG② 服のコーデとのバランスを考えていない

「バランス」と言うと曖昧ですが、動画ではズレ方を3パターンに分けて見せていました。判断がしやすいので、そのまま整理します。

パターン1:季節感が違う

冬の“ほっこり”した装いに、春夏の素材感の帽子を合わせると、帽子だけが浮きやすい例。


(春夏帽子×冬コーデで違和感が出る例)

パターン2:盛りすぎて「騒がしい」

素材感や色が近くても、アウター側にも主張があると、帽子の存在感が重なって“天こ盛り”になりやすい、という話。


(帽子+ジャケットで“騒がしい”例)

一方、ジャケットを脱いで中のトーンに寄せると、帽子がアクセントとして収まりやすい例も出ていました。


(ジャケットを脱いだら“ばっちり”になった例)

パターン3:テイストが違う(キャップだけ浮く)

色や素材感が合っていても、組み合わせのテイストが違うとバラバラに見えやすい。特にジャケットにキャップを合わせると、取ってつけた感じになりやすい例が紹介されていました。


(ウール素材のジャケットにレザーのキャップ“テイストが違う”例)

NG③ 汚れ・型崩れしたままにしてしまう

冬のフェルト系は、汚れや埃が目立ちやすい。特にケアが必要なのが内側(汗や皮脂が付く部分)で、ここ臭いの原因になりやすい、という説明でした。

内側は「拭く→陰干し」のひと手間

かぶった後に、スベリの部分を固く絞った布で叩くように汚れを取り、陰干しします。

フェルトはブラッシングの向きがポイント

フェルトハットは仕上げで毛並みが整えられているため、埃を落とすときは時計回り→反時計回り、という手順が紹介されていました。

手軽さで粘着テープを使いたくなることもありますが、テープの糊が付く可能性もあるため、ブラッシングが推奨です。

NG④ 帽子と顔型が合っていない(川近理論)

ハット系で「急に似合わない」が起きやすいのが、顔とのバランス。そこで出てくるのが、動画内で触れられていた“川近理論”です。

まず見るのは「高さ」:1対1のバランス

ポイントは、

  • クラウン(てっぺん)〜つばの端までの高さ
  • つばの端〜顎までの長さ

この2つが1対1に近いと、収まりやすいという考え方でした。顔が長め(面長)に感じる方ほど、クラウンが低い帽子を選ぶとバランスが崩れやすい、という説明もありました。

さらに実演で分かりやすかったのが、つば(ブリム)を上げる/前だけ倒すだけで雰囲気が変わる点です。


(つばを上げた状態で印象が変わる場面)


(つばの前方を倒して雰囲気が締まる場面)

「顔が大きいから無理」と感じる人ほど、帽子側の設計が効く

動画では、クラウンが高めでつばも長めのタイプを例に「むしろ似合いやすい人がいる」と触れていました。顔の大きさを“欠点”として扱うより、帽子の設計とバランスで見え方が動く…という発想のほうが気が楽かもしれません。

NG⑤ 帽子をなんとなく被る(中心を合わせる)

最後が「なんとなく被る」。これ、やっている本人は普通でも、見る側にはだらしなく見えやすい、という話でした。

基準はシンプルで、まずは顔の中心(鼻のど真ん中)と、帽子の中心を合わせる。ハットならクラウントップ、キャスケットならポッチなど、基準になる場所を決めるのがコツです。


(“なんとなく被る”の極端例)

出かける前に鏡の前で10秒だけ、中心とバランスを見る。これだけでも「整って見える」側に寄りやすい、という提案でした。

ベレー帽は「深く→引っ張る→寄せる」の3ステップ

ベレー帽だけは例外的に、左右非対称に被るのがスタイルとして推奨されていました。そのためにも、まず手順で形を作るのが近道です。

  1. 前側を深く被る
  2. 後ろ側を、生え際が出るか出ないかくらいまで引っ張る
  3. 最後に左右どちらかへ寄せて、後ろのボリュームを整える


(“なんとなく”でキノコっぽく見える例)


(手順を踏んで形が決まる例)

ハットでも、いったん中心を合わせたうえで、深めにしたり少し斜めにしたり…という“遊び”は自然に見えやすい、という補足もありました。

まとめ:冬帽子は“選び方”より先に整えると楽になる

冬の帽子が難しく感じるときは、まず次の順番で見直すと迷いが減りやすいかもしれません。

  • サイズ:小さすぎ・大きすぎを避ける
  • バランス:季節感/盛りすぎ/テイストのズレを減らす
  • 手入れ:内側と埃で“清潔感”が落ちないようにする
  • 顔との相性:クラウンの高さと唾で1対1を意識する
  • 中心:なんとなく被らず、基準を作る

実演の「たった2cmでここまで変わる」「中心がズレるだけでだらしなく見える」は、体感としても分かりやすいポイントでした。実際の雰囲気は、動画のほうがわかりやすいかもしれません。

ぜひ動画もチェックしてみてくださいね。