おじさん見えを回避!40代メンズのためのポロシャツ着こなし術

ライター:真沙幸 監修:松はじめ

2025.06.10

これからの季節、大活躍するのが「ポロシャツ」。
通気性がよく、襟付きで清潔感があり、Tシャツよりもきちんと見えるので、休日のカジュアルスタイルからオフィスカジュアルまで幅広く活躍してくれる便利なアイテムです。
とはいえ、ポロシャツは着こなし方によって“おじさんっぽい”印象になってしまうことも。特に40代男性にとっては、清潔感や若々しさを保つために、ちょっとしたコツが必要です。
そこで今回は、「おじさん見えしない」ポロシャツの着こなしポイントを3つご紹介。
さらに、オフィス・休日・デートのシーン別おすすめコーデもご提案します。

おじさん見えしない!ポロシャツ着こなしの3つのポイント

1. 程よくゆったりしたサイズを選ぶ

40代になると、体型の変化や服の着こなしに敏感になる方も多いはず。そこで重要なのが「サイズ選び」です。
ポロシャツをタイトに着てしまうと、どうしても“昔ながらのビジネスウェア感”が出てしまい、結果的におじさんっぽく見えてしまうことに。
今のトレンドは、肩や身幅にややゆとりのあるリラックスシルエット。たとえば、肩周りにしっかりと余裕があり、裾にリブが入っているポロシャツなら、程よいボリューム感が演出されます。
このゆったり感が、今っぽさを引き出し、ラフだけどだらしなくない、大人の余裕ある雰囲気に。

2. キレイめなパンツと合わせてバランスを取る

ポロシャツはもともとスポーツ由来のアイテム。そのため、カジュアル感が強く出やすいのが特徴です。
だからこそ、ボトムスには「キレイめなパンツ」を合わせるのがおすすめ。
スラックスやセンタープレス入りのパンツ、あるいはテーパードシルエットのパンツを取り入れることで、上品な大人のカジュアルスタイルが完成します。
「上がカジュアルなら下はキレイめに」。このバランス感覚が、若々しさと品の良さを両立させる秘訣です。

3. 素材にこだわる〜ニット素材を選ぶ〜

引用:https://zozo.jp/shop/sinss/goods/83239831/?did=151725179
ポロシャツといえば鹿の子素材(編み目が浮き出た硬めのコットン素材)を思い浮かべる方が多いと思います。確かに通気性も良く、夏にぴったりなのですが、どうしても“昔ながら”の印象が強く、おじさんっぽく見えてしまいがちです。
そこでおすすめしたいのが「ニット素材」のポロシャツ。
柔らかく、自然なドレープが出るニットポロは、カジュアルさの中に上品さが加わり、40代男性にぴったり。
硬すぎず、かといってラフすぎない、まさに“大人の抜け感”を演出できるアイテムです。

シーン別!おすすめポロシャツコーデ3選

● オフィスカジュアルにおすすめのコーデ

まずご紹介したいのが、セットアップのインナーとしてポロシャツを使ったコーデ。
最近はジャケパンスタイルやセットアップをカジュアルに着こなすビジネスマンが増えていますが、「シャツだと堅すぎる」「Tシャツだとラフすぎる」と感じたことはありませんか?
そんなときこそポロシャツの出番。襟があることでフォーマルさをキープしつつも、Tシャツのような軽やかさが加わるので、ちょうどいい“こなれ感”が演出できます。
ポイントは「同系色でまとめる」こと。ネイビーのジャケットにネイビーのポロシャツ、ネイビーのスラックス……といったワントーンコーデにすることで、洗練された印象になり、おじさんっぽさとは無縁の着こなしに仕上がります。

● 休日におすすめのカジュアルコーデ

続いては、これからの季節にぴったりな「ショートパンツ」を使った休日スタイル。
カジュアルになりがちなショートパンツスタイルですが、ポロシャツと合わせることで大人っぽく仕上げることができます。
ここでもポイントは「バランス」。ショートパンツ×Tシャツだとカジュアル感が強すぎて、やや子供っぽく見えてしまうことも。そこにポロシャツを合わせるだけで、グッと上品に。
また、パンツがカジュアルな分、足元にはレザーのスニーカーや革靴など、キレイめなアイテムを取り入れると◎。
「清潔感」「抜け感」「品の良さ」の3つを意識してコーディネートすると、40代の大人らしい休日スタイルが完成します。

● デートにおすすめの好印象コーデ

最後は、ちょっと特別な日のための「デートコーデ」。
ライトグレーのニットポロに白のボトムスを合わせた、爽やかで清潔感のあるスタイルです。
黒のパンツを合わせるのももちろんOKですが、白を選ぶことで一気に垢抜けた印象に。
若々しく、軽やかで、でもきちんとしている。そんな大人のモテコーデです。
足元はニューバランスなど、上質なスニーカーで抜け感を演出。
スポーティさと上品さを両立したスタイルで、好印象間違いなしです。

上級者向け!“本当におしゃれな”ポロシャツの着こなし方

ポロシャツのボタンを1つ開けて、中に白Tシャツをレイヤードする着こなしは上級者向けのレイヤードスタイルになります。
一見、普通のポロシャツスタイルに見えるのですが、首元からチラッとTシャツが見えるだけで、グッとカジュアル感が出て、抜け感が生まれます。
さらに、ネイビーのポロシャツに白のTシャツという王道カラーコンビは、誰が着ても間違いない鉄板の若見え配色。
ボトムスにはブラウンのスラックスを合わせて品よくまとめ、足元にはレザーのサンダルを。
カジュアルすぎず、でも決して堅くない、まさに「大人のおしゃれ上級者コーデ」です。

プラスワンで差がつく!帽子との相性で格上げコーデに

ポロシャツスタイルをさらに格上げしたいなら、ぜひ取り入れてほしいのが「帽子」です。
帽子は“顔まわりの印象”を大きく左右するアイテムで、ポロシャツとの相性も抜群。うまく取り入れることで、こなれ感や大人の余裕を演出できます。
特に40代男性におすすめなのが以下の3タイプ。
● キャップ(ベースボールキャップ)
● バケットハット
● パナマハット or ストローハット(夏のリゾートスタイルに)

帽子をかぶるときの注意点

帽子を取り入れるときに大切なのは、「服とのバランス」。
あまりにカジュアルすぎる帽子を選ぶと、全体の印象がチグハグになることもあります。
ポロシャツがきれいめなら、帽子も上質な素材や落ち着いた色味を意識して選ぶと、バランス良くまとまります。

         

まとめ

今回は、40代男性に向けて「おじさん見えしないポロシャツの着こなし術」と、シーン別のおすすめコーデをご紹介しました。

  • ゆったりとしたサイズを選ぶ
  • キレイめなパンツと合わせる
  • 素材はニットポロがおすすめ

この3つのポイントを押さえるだけで、ポロシャツが一気に“若見えアイテム”に変身します。
特に、ポロシャツ×帽子の組み合わせは、実は40代男性だからこそ似合う大人のカジュアルスタイル。
ぜひこの夏は、帽子もコーデに取り入れて、ワンランク上の着こなしを楽しんでみてください。

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Writer執筆者紹介


松 はじめ

松 はじめ

東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)

リセット仕事服(技術評論社)