メンズ ポロシャツのコーディネートと帽子の着こなしをご紹介

ライター:松はじめ

2023.04.05

気温が上がってくると何かと活躍するのが、ポロシャツではないでしょうか?
Tシャツではだらし無く見えるシーンでも、ポロシャツのように襟付きシャツならきちんと見えます。

とはいえ、誰もが持っているポロシャツをオシャレに着こなすって、難しそうなイメージはありませんか?

  • ポロシャツをカッコよく着こなしたい
  • ポロシャツコーディネートに悩んでいる
  • ポロシャツに帽子を合わせたいけど、どんな帽子がいいかわからない

そんな方のために、本日はポロシャツのコーディネート方法やポロシャツに合う帽子・合わない帽子などについて解説します。

■ポロシャツの由来は?

ポロシャツの由来は?

ポロシャツはユニクロでも、高級百貨店でも、量販店でも販売されているほど一般的なアイテムですね。
みなさんもポロシャツをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そもそもこのポロシャツは、歴史が古いのです。

元はフランスのテニス選手が着たテニスウェア。ある有名なテニスプレイヤーが着ていたことでヒットしました。
なぜポロシャツという名前かというと、ポロ競技のユニフォームだったからと言われます。
ポロとは馬に乗って、T字型のスティックでボールを打ってゴールにいれるスポーツです。イギリスのポロ競技では公式ユニフォームがなかったため、このシャツをポロ競技に取り入れ、ポロシャツと呼ばれるようになりました。
つまり、活動的なシャツなのです。

■コーディネートのポイントは帽子

コーディネートのポイントは帽子

ポロシャツスタイルこそ、おすすめなのが帽子。
なぜかというと、ポロシャツはあまりにも万能アイテムのために、宅配ドライバーからスポーツ、また休日のコーディネートでも使っている人が多いアイテム。
実はこういった定番アイテムこそ、取り扱い注意です。

簡単にいえば、オシャレな方も、ファッションに無頓着な方も、誰しもが日常的に着るアイテムだからこそ差別化が難しいのです。
そこで、ポロシャツ以外の部分で差別化するという意味で、帽子がおすすめというわけです。

帽子はメンズのアイテムの中では、メガネなどと同じく顔に入ってくるコーディネートアイテム。
みんなが持っているポロシャツでも、帽子をプラスするだけで突然新鮮に見えます。

■ポロシャツのコーディネートでおすすめの帽子1

最もおすすめな帽子はパナマハット
パナマハットとは、エクアドル発祥の帽子で、トキヤ草という植物を編んだ帽子で、春夏の帽子の代表格。
クラウンと、ブリム(つば)で構成され、他のアイテムと喧嘩せず、かぶるだけでオシャレに見える帽子です。
色は白が主流なので清涼感もあり、もちろん夏の日差し対策としても抜群です。
パナマハットであれば、王道アイテムのポロシャツと調和してくれるだけでなく、一味違う雰囲気を醸し出します。

CAZADOR BLANCO(カサドール ブランコ)

■ポロシャツのコーディネートでおすすめの帽子2

次におすすめしたい帽子として、ベースボールキャップやハンチング。種類も幅広くあるのですが、素材に着目してレザー系の帽子も1つ合わせてみてください。

ポロシャツの清涼感ある素材感とは対照的なレザーですが、異素材のアイテムを組み合わせていくことで大人びた印象を作ることができます。
逆に、デニムジャケット、デニムのパンツ、デニムの帽子などと合わせていくと、統一感はありますが自動車修理の作業着のような見え方になってしまうことも。
写真のベースボールキャップはレザー素材。レザーがポロシャツのスポーティさをぐっと引き締めます。バックはメッシュ仕立ての仕様で、暑い季節も快適にかぶれるもうれしい。

WASHABLE LEATHER CAP(ウォッシャブル レザー キャップ)SE709 ブラック

■ポロシャツの基本コーディネート

ポロシャツのコーディネート!ダサくならないポロシャツの選び方

スポーツシーンで活躍していた襟がついたポロシャツ。
夏の万能なシャツのように思われますが、帽子以外にも少し気をつけていかないと、ファッションに無頓着なおじさんになってしまいます。ポロシャツ選びにもこだわりましょう。

・ポロシャツコーディネートの基本!色と柄

ポロシャツの基本カラー

ポロシャツの基本としては、黒・紺・グレーなどの馴染みやすく使いやすい色です。
冒頭写真のコーディネートでは、グレーのポロシャツを、ホワイトのパンツにコーディネート。
黒、グレー、白などの色は無彩色といって、色同士が喧嘩しませんし、簡単にいうと色としてカウントしません。そこで、まず基本としては黒、グレー、白のみでコーディネートしてみてください。
写真のコーディネートでは、靴は白と黒のコンビネーションのローファー、帽子も白と黒や紺のリボンで、ほとんど色を使っていないため、シンプルに決まります。
柄については多くのポロシャツが無地だと思いますが、無地でコーディネートしましょう。

・ポロシャツコーディネートの基本!トーンオントーン

トーンオントーン

写真のコーディネートが綺麗に見える理由としては、トーンオントーンという、色をグラデーションのように使っているためです。
パナマハットはネイビーという、濃い色を使っていますが、一つ薄くなってグレーのポロシャツ、パンツは白と上から下に少しずつ明るくなっていくグラデーションのようなコーディネート方法です。

逆に、まったく同じ色で揃えてしまうとジャージのような見え方になってしまうのですが、少し色を変えていく、それぞれの色の統一感を出す、ここを意識するだけで普通のポロシャツがグッとファッショナルブルになります。

・ポロシャツコーディネートの基本!着こなし方

写真のコーディネートではパンツにポロシャツの裾を入れずに着用していますが、パンツにインしてベルトを見せるコーディネート方法もあります。
パンツにインしてポロシャツを着こなすことで、よりドレッシーな、綺麗めな印象を与えることができます。

・ポロシャツコーディネートの基本!素材

ポロシャツなので、基本的には鹿の子素材があげられます。この他にもパイル、メッシュなど。
もちろん王道のポロシャツ素材もOKですし、ニット生地のポロシャツも存在します。
独特の光沢感が上品ですし、ジャケットのインナーとして合わせることもできるため、ニット生地のポロシャツもおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?
春夏の王道アイテムであり、誰もがクローゼットに1枚は持っているのがポロシャツではないでしょうか?
だからこそコーディネートを意識するだけで大きな差がつきます。
今年はポロシャツのバリエーションも増やし、ポロシャツに合う帽子をかぶっておでかけしてみませんか?

この記事で紹介した商品(価格は投稿時点のものです)



Writer執筆者紹介


松 はじめ

松 はじめ

東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)

リセット仕事服(技術評論社)

Serialization松 はじめ先生の連載記事