大人の休日コーデはこれで決まり|ポイントとおすすめの帽子を解説

ライター:松はじめ

大人の休日コーデはこれで決まり

仕事をしている時は素敵なのに、休日になるとなんだか急にダサくなってしまう・・・
皆さんの周りにも、そんな上司はいませんか?

30代40代と年齢を重ねるごとに、ファッションもアップデートしていく必要があります。
若い時の感覚のままだと「痛いファッション」認定されてしまうかもしれません。

  • 10代20代のカジュアルファッションからは卒業したい
  • おじさんのダサいファッションにはなりたくない
  • 年相応のおしゃれな格好をしてかっこいいパパに見られたい

そんな方におすすめの大人の休日コーデをご紹介したいと思います。

■大人の休日コーデのポイントは?

大人の休日コーデは、いくつかのポイントをしっかり押さえれば簡単に痛いファッションから脱却することができます。
逆に、このポイントを押さえられていないと残念なおじさんコーデになってしまいますので、手元のアイテムと見比べながら確認していきましょう。

1 清潔感が何より大事

中年男性向けのコーディネート指南で多く聞かれるキーワードが『清潔感』です。
「襟が汚れていない」「シャツがシワだらけになっていない」など気を付ければ誰でも整えることができますし、色味も意識することで大人の休日コーデは格段に好印象となります。
暗い印象になるブラックやブラウンは避け、ホワイトやネイビー、ベージュなどの爽やかな色味を基本にするのがおすすめです。
ひとまず清潔感を保てているだけでも、女性陣からマイナスの評価を受けることはなくなりますよ。

2 素材にまで目を通そう

安価なファストファッションが多く出回る昨今ですが、安い服には安いだけの理由があり、製作工程が簡略化されていたり、素材の質を落としたりしている商品が非常に多くなっています。
大人の休日コーデであれば、ポリエステルなどの化学繊維は避け、春夏はコットンやリネン、秋冬はウール、カシミアなどの素材でつくられたアイテムを身に付けましょう。
ポリエステルのガサガサな感じは清潔感がなくなり、だらしない印象になってしまいます。
一方季節感のある天然素材には、素材から伝わる品の良さがありますし、季節にあった服はそれだけで「おしゃれに気を使っている人」になりますよ。

3 サイズ感もアップデートしよう

若者の間では極端なオーバーサイズが主流となっていますが、大人の休日コーデにはふさわしくありません。
かといって、10年前のようなピチピチなサイズ感も、よほど鍛えられた身体でもない限り、美しいものとは言えませんね。
大人の休日コーデには、適度にゆとりのあるリラックスしたサイズ感の服をおすすめします。
身体のラインも隠すことができますし、適度に流行を取り入れることで「おじさん臭さ」もなくなりますよ。
いつもの洋服のサイズよりも1サイズ程度大きい服を選べば間違いありません。

◉大人の休日コーデ 1 ポロシャツ&ローファーの綺麗目コーデ

ポロシャツ&ローファーの綺麗目コーデ

ポロシャツとは、厳密にはすべてニット素材を用いたものを指します。
ニット素材は網目が大きいものから順にローゲージ、ミドルゲージ、ハイゲージと呼ばれ、網目が細かいほど光沢が増し、綺麗目ファッションにぴったりの上品な雰囲気になります。
春夏の季節には鹿の子と呼ばれる通気性に優れた素材もいいでしょう。
なぜTシャツではないのか?というと、ポロシャツには襟が付いている為よりきちんとして見え、サイズ感もジャストサイズではなく少しゆとりを持たせることで、大人のリラックス感を演出できるからです。
くるぶし丈のホワイトパンツに、スニーカーではなくローファーを合わせると更に綺麗にまとまりますよ。

◉大人の休日コーデ 2 定番のオックスフォードシャツ&デニムのアメカジスタイル

定番のオックスフォードシャツ&デニムのアメカジスタイル

ブルックスブラザーズが元祖となるオックスフォード生地のシャツは、ラフな大人の休日コーデにぴったりのアイテムです。
洗いざらしで着用すればより素材の風合いが感じられ、きちんとアイロンをかけて着てももちろんOK。
ここでもサイズ感には十分確認し、ピタピタにならないように注意しましょう。
リジットのデニムを合わせ、コンバースのようなスマートなスニーカーを合わせれば、子供と公園に遊びにもいけちゃう大人の休日コーデの完成です。

◉大人の休日コーデ 3 上品なニットジャケットコーデ

上品なニットジャケットコーデ

大人の休日コーデ、最後はもっともフォーマル感のあるジャケパンコーデをご紹介します。
通常のジャケットに比べリラックス感の高いニットジャケットは、カーディガンよりもきちんとしているけど、ジャケットほど畏まった雰囲気はない絶妙なアイテム。
もともとファッション感度が高い大人のアイテムでしたが、最近ではビジネスで着用する人も増えてきました。
ニットジャケットは非常に万能ですので、季節によってインナーを調整すれば幅広いシーズンで着用することができます。
「いつもよりちょっといいレストランで食事に」なんて時は、スラックスにローファーを履いて、落ち着いた大人のおしゃれを楽しみましょう。

■帽子で格上げする大人の休日コーデ

大人の休日コーデを一段格上げするには、小物を取り入れるのが手っ取り早く、雰囲気もガラッと変えることができます。
若い時にはしっくりこなかったアイテムも、年を重ねれば意外と「似合うな」と感じるものも少なくありません。
その代表格は帽子です。
若い頃に比べ、髪型をセットするのも億劫になってくるでしょうから、お洒落な帽子があれば手軽に顔周りをアップグレードすることができますよ。

■大人の休日コーデにおすすめの帽子3選

パナマハット

大人の休日コーデにおすすめのパナマハット
大人の休日コーデにおすすめのパナマハット

春夏の休日コーデに映える最もおすすめの帽子がパナマハットです。
ポロシャツやオックスフォードシャツにこのパナマハットを合わせれば、リゾート感のあるリラックスコーディネートになりますし、ジャケパンスタイルに合わせれば一気にファッション上級者に。
コーディネートのコツは色を合わせることで、例えばトップスなどの身に着けているアイテムの色を拾い、白いスラックスと白いパナマハット、ベージュのシャツにパナマハットのベージュのリボン、という具合に色をあわせると簡単にまとまりますよ。

・ベースボールキャップ

大人の休日コーデにおすすめのベースボールキャップ
大人の休日コーデにおすすめのベースボールキャップ

子供と公園で遊ぶ時には、ベースボールキャップのようなアクティブな雰囲気にもあう帽子がおすすめ。
シャツの持っているドレス感をキープしつつ、こなれた雰囲気を出してくれるのがベースボールキャップです。
大人の休日スタイルには、よく見かけるストリート系のキャップのような野球帽ベースよりも、上の天ボタンもないすっきりした物にしましょう。

・ハンチング

大人の休日コーデにおすすめのハンチング

ハンチングは、昔はイギリスで狩猟用の帽子として被られていたもので、ツバが短く頭頂部のボリュームもあまりないので、非常にスポーティな印象になります。
ハット程固くなく、キャップ程カジュアルでもない、ちょうど中間に位置するような帽子です。
大人の休日コーデとしては、気軽に被るワンポイントアクセントにするのがおすすめで、まとまりすぎるとちょっと地味な印象になってしまいます。
選ぶ素材やデザインによって、カジュアルからちょっとしたフォーマルまで難なく合わせられますよ。
自分にぴったりのハンチング帽を見つけてみてください。

この記事で紹介した商品(価格は投稿時点のものです)



Writer執筆者紹介


松 はじめ

松 はじめ

東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)

リセット仕事服(技術評論社)

Serialization松 はじめ先生の連載記事