残暑のお出かけスタイルを格上げ!夏の必須アイテム大特集

ライター:神田聖成  監修:松はじめ

※今回紹介する帽子は、画像をタップすることでオンラインストアに飛べます。気になったら画像タップして、詳細をチェックしてみてくださいね。

残暑の季節感や服装について

残暑とは、本来の夏季が終わった後も暑さが残ることを指します。
日本では、一般的には8月下旬から9月中旬までがその時期。
この頃は一日の気温変動が大きく、日中は30度を超えることもしばしばですが、朝晩は20度前後まで下がることもあります。

また、湿度も高く、急な雷雨に見舞われることもあるため、日差し対策と共に雨対策も忘れてはなりません。

一方、服装については、この期間はまだ半袖のシャツやTシャツ、ショートパンツなどの夏物が主流です。
しかし、気温の変動に対応するためには、羽織るものを一枚持っていたり、長袖のシャツを腕まくりして着用するといった工夫も必要。

また、急な雨にも備え、小物選びでも防水性を考慮すると良いでしょう。

残暑の季節感を理解し、それに適した服装を選ぶことで、より快適に過ごすことができます。

残暑に選ぶべき素材

トップスに選ぶべき素材

暑い日中には、通気性と吸湿性に優れたコットンやリネンがオススメです。
どちらも肌触りが良く、汗をかいてもすぐに乾くので、蒸れにくく爽快な着心地が続きます。

特にリネンは通気性が高く涼しげな雰囲気もあるため、見た目でも涼しさを演出できます。

パンツに選ぶべき素材

パンツには、軽くて通気性の良い素材がおすすめです。トップスと同様、リネンやコットンのパンツは軽くて風通しが良いので、夏にぴったりです。

ただし、リネンのパンツはかなりカジュアルに見えるため注意が必要。Tシャツとカジュアルなサンダルなどで合わせてしまうとだらしなく見えてしまうので、ハットやレザーサンダルなどと共に、上品に着こなす必要があります。

おすすめコーディネート例

  • 半袖Tシャツ(コットン)×シャツジャケット(コットン)×デニムパンツ
  • 長袖シャツ(リネン)×スラックス(コットン)
  • 長袖シャツ(リネン)×デニムパンツ
  • 長袖シャツ(コットン)×リネンスラックス
  • 長袖シャツ(コットン)×ナイロンショーツ

小物に選ぶべき素材

​​帽子やバッグなどの小物は、機能性とデザインが重要になってきます。

たとえば、帽子なら紫外線対策に優れた素材やデザイン、UVカット機能があるものがオススメ。さらに、天然素材のストローやリネンもおすすめです。
これらは軽くて通気性が高いので、頭部に熱が溜まるのを防ぐことができます。

残暑に役立つ特別な機能性

UVカット機能

紫外線は肌を老化させるだけでなく、熱中症の原因にもなります。
そこで、直射日光が強い残暑期には、UVカット機能がついたアイテムが大活躍します。
特に帽子は顔まわりを直接守るので、UVカット機能があると効果的です。

帽子の他にも、シャツ、サングラスなど、日常のアイテムにもUVカット機能を持つものが多く、これらを利用することで、紫外線から肌を守ることが可能です。

速乾性・防水性

残暑期間は突然の雨が降ることもあります。
そんなときに便利なのが、速乾性・防水性のあるアイテム。
一瞬で汗や雨を乾かす速乾性と、水分をはじく防水性があると、不快感なく過ごすことができます。

特に帽子や靴などに防水性があると不快感をかなり軽減できるためおすすめです。
急な雨にも対応できるよう、防水性のあるアイテムを1つは持っておくとよいでしょう。

快適さとおしゃれを両立する方法

残暑期におけるコーディネートの鍵は、着心地の良さとおしゃれを両立することです。

まずは、素材選びから特別な機能性まで、これまで述べてきたような快適さを追求するアイテムの選び方をベースにします。
さらにその中からおしゃれな要素を加えることで、一層楽しみながら夏を過ごすことができます。

残暑のコーディネートにおいて重要なのは、「爽やかな色や素材感」と「初秋につながるような工夫」の2点。
それぞれ詳しく説明します。

残暑に適した「爽やかな色や素材感」についてですが、軽やかで通気性に優れたリネンやコットンのアイテムはそのまま爽やかな印象を与えます。
色に関しては、白やパステルカラー、ライトブルーやミントグリーンなどを取り入れることで、暑さを忘れさせるような清涼感を演出することが可能です。

次に、「初秋につながるような工夫」について。

季節の移行期にあたるため、コーディネートに秋っぽい要素を入れていくとおしゃれに見せられます。
落ち着いたトーンの小物を差し込む、夏らしさを残しつつも革靴を取り入れてみるといった方法が考えられます。

また、夜間の冷え込みに備えて、薄手のカーディガンやシャツを持ち歩くことも一つの方法です。
これらの工夫を加えることで、早い段階から秋のムードを感じさせつつ、同時に残暑を楽しむことが可能になります。

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夏の終わりにピッタリ!涼やかなコーディネートアイデア

最後に、夏の終わりにぴったりのコーディネートを3つご紹介します。

1.程よい落ち着きを意識した「ノーカラージャケット」コーディネート

カジュアル見えするノーカラージャケットを主役に、アウトドアライクなアルペンハットと革靴でバランスをとったコーディネート。
ジャケットに白のパンツ、革靴のコーディネートにアウトドアな雰囲気のあるハットを入れることで、程よく抜け感が出ています。

アルペンハットとは、つばが前下がりになった「カジュアルな雰囲気を出すことができる」ハット。
こちらは撥水、速乾、UVカット機能を兼ね備えており、どんな天気の時も重宝します。
折りたたんで持ち歩ける仕様になっているのも、嬉しいポイントです。

アウトドアライクなアルペンハットやグレーのジャケット、革靴が、秋の到来を感じさせるコーディネートとなっています。

Alpen Coat Cloth(アルペン コートクロス) D4304 グレー

2.人気のアイテムを品よく仕上げた「カーゴパンツ」コーディネート

若者の間でも人気爆発中の「カーゴパンツ」。
こちらのコーディネートでは、そのカーゴパンツを大人っぽく、品のある合わせ方をしています。

ポイントは以下の3点。

  • 白のハットで上品さをグッと格上げ
  • 袖を捲って腕時計を見せることで大人っぽさをプラス
  • レザーサンダルとハットのレザーバンドを合わせることでこなれ感を出している

長袖シャツの中にTシャツを着ることで「長袖」「袖捲り」「Tシャツ」の3段階で体温調節が可能。
ハットもツバが大きいので、しっかりと顔への直射日光をブロックしてくれます。

残暑にぴったりの、かなりオススメなコーディネートです。

3.爽やかな印象がポイント!やんちゃでかっこいい「キャスケット」コーディネート

「まだまだ夏を楽しみたい!」という大人な男性にはこちらの帽子がおすすめ。

麻のようにも見えますが、こちらは100%コットンでできたキャスケット。
大人っぽい顔を覗かせながらも、やんちゃでおしゃれな印象を醸し出します。

通気性は抜群で被り心地はとても快適。
後ろ向きに被ったり斜めに被ったりと、アレンジを楽しめる帽子に仕上がっています。

おすすめのコーディネート

  • 白のシャツジャケット×白Tシャツ×ベージュのスラックス
  • ベージュのシャツ×白スラックス×革靴orレザーサンダル

淡い色でまとめ、どこかに全体を締める「黒のワンポイント」を持ってくるのが肝。
「まだまだ爽やかな装いで夏を楽しみたい!」という方は必見の、爽やか残暑コーディネートです。

CASQUETA(キャスケット)ベージュ

最後に

以上、残暑の季節感や服装、素材選びから特別な機能性、そしてコーディネートのアイデアまでご紹介しました。

今回のコーディネートアイデアでは、紹介した素材や機能性を網羅できていません。
ただ、様々な方の参考になるように色々な系統を紹介したので、ぜひ自分の好みのものを参考にしてみてください。

この記事が、素敵な夏の終わりの過ごし方に役立てば幸いです。快適さとおしゃれを兼ね備えたアイテムを選んで、残暑を楽しく乗り切りましょう!

この記事で紹介した商品



Writer執筆者紹介


松 はじめ

松 はじめ

東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)

リセット仕事服(技術評論社)