暑い春をスマートに乗り切る!大人のためのリネンスタイル徹底解説・2025

ライター:真沙幸 監修:松はじめ

2025.05.10

最近では春でも25度を超える日が珍しくなく、汗ばむ季節が早まってきました。
そんな時期に見た目も涼しく、着心地も快適で、しかも上品に見える、そんな理想を叶えてくれるのが、リネンという素材です。
この記事では、リネン素材の魅力や特徴、オススメのコーディネートをご紹介いたします。これを読めば、あなたの春夏の装いがぐっと洗練されたものになるはずです。

■ リネンってどんな素材?

リネンとは、亜麻(あま)という植物から作られる天然素材。繊維としては”植物繊維”に分類され、通気性・吸水性に優れており、汗ばむ時期でも快適な着心地が特徴です。
このリネン、じつは古くから世界中で愛されてきた素材。日本でも古来から麻素材として親しまれてきました。軽やかで肌離れがよく、しかも独特のシワ感が大人の余裕やこなれ感を演出してくれます。

■ リネンの“シワ感”がカッコいい理由

リネンの特徴として最も注目したいのが、その「シワ感」。通常であれば敬遠されがちなシワですが、リネンの場合は“味”として評価されます。カジュアルすぎず、でもかしこまりすぎない。この絶妙なバランスが、春夏の装いにこなれた雰囲気を加えてくれるのです。
たとえば、リネンジャケットをTシャツの上からサラッと羽織るだけで、シンプルながらもスタイルが引き締まって見えます。そこに軽やかなシワ感が加わることで、大人の余裕を演出できるんです。

■ リネンのアイテム、何から取り入れるべき?

リネンに初めて挑戦する方には、まず「リネンシャツ」からの導入がおすすめです。リネン100%のシャツは風通しが良く、汗もすばやく吸収&発散してくれます。特にホワイトやブルー系などのベーシックカラーなら、ビジネスシーンでも違和感なく着用できます。
さらに慣れてきた方には、「リネンジャケット」や「リネンスーツ」もおすすめです。特に、細番手の高級リネン“アイリッシュリネン”を使ったスーツは、見た目も肌触りもワンランク上。着こむほどに風合いが増し、経年変化も楽しめるのが魅力です。

■ リネンのカラーバリエーションも楽しもう

リネンは染色のノリが良く、独特の発色を楽しめる素材でもあります。ナチュラルな生成色やオフホワイトのほか、涼しげなライトブルー、洒落感のあるパープル系など、他の素材では出せないような色味が魅力です。
今シーズンは、淡いカラーで爽やかにまとめるのも良し、少し冒険して鮮やかなカラーでリゾート感を出すのも良し。色で遊べるのもリネンの楽しさのひとつです。

■ リネンと相性抜群の帽子とは?

リネンの装いにぴったり合う小物といえば、「パナマハット」。春夏の代名詞とも言えるこの帽子は、エクアドル産のトキヤ草で編まれた通気性の高い帽子です。
特に、白やベージュのパナマハットは、リネンのジャケットやシャツとの相性が抜群。シンプルなコーディネートに一点投入するだけで、一気にリゾートライクで上品な印象に仕上がります。
また、ハットを主役にしたコーディネートには、あえて他のアイテムを控えめにまとめるのがコツ。ジャケット+シャツ+スラックスのようなスマートなスタイルに、ナチュラルカラーのパナマハットを合わせることで、大人の色気と涼感を演出できます。

■ まとめ:リネンで春夏を快適&おしゃれに

春先から気温の高い日が続く今、リネンは単なるトレンドではなく、快適さとスタイルを両立するための「必需品」と言っても過言ではありません。
リネンシャツから始めて、ジャケット、スーツとステップアップしながら、自分らしいリネンコーディネートを楽しんでみてください。そして、仕上げにはパナマハットでワンランク上の春夏スタイルに。
ぜひ2025年の春夏は、見た目にも着心地にもこだわったリネンアイテムで、大人の涼やかスタイルを完成させましょう!

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Writer執筆者紹介


松 はじめ

松 はじめ

東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)

リセット仕事服(技術評論社)