キレイめコーディネートにはローファーがおすすめ!ローファーの種類と似合うハットのデザイン

ライター:林優吾(表参道ボットーネ) 監修:松はじめ

誰もがよく知る革靴の一つであるローファー。
気軽に履くことが出来て、どんなコーディネートにも合わせやすいことから万能靴とも言われています。
ローファーは履くだけで足元がスッキリと見えますし、キレイめなコーディネートをしたいなら絶対に持っておきたいアイテムの一つです。

ローファーにも様々な種類があり、カジュアルなデザインのものからドレッシーなデザインのものまで幅広く存在します。
学生時代は特に意識せずにローファーを履いていたかと思いますが、大人になってからは履いたことがないという方も多いことと思います。

ローファーを履きたいけど、

  • 何だか気取っている感じがして履きにくい
  • どんな服と合わせたらいいかわからない
  • ローファーをおしゃれに履きこなしたい

このような悩みをお持ちではないでしょうか?
そこで今回は、ローファーの種類や選び方、おすすめのコーディネート、ローファーに似合うハットについても解説いたします。

■ローファーとは

ローファーは靴紐のないデザインの革靴のことです。
 “ローファー=loafer” とは“怠け者”という意味で、靴紐を結ばずに簡単に履けることからも利便性の良さが特徴的です。
日本のように靴を脱ぐ文化がある国には向いている靴とも言えるかもしれませんね。
英国王室や貴族階級が履くルームシューズとして誕生し、その利便性とデザインの良さから各ブランドから発表され、1950年代にはアメリカの東海岸で、1960年代には日本でも大人気を博していました。

■ローファーの種類

・コインローファー(ペニーローファー)

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コインローファーは、ローファーの中でも元祖と言えるデザインの靴で、写真のように足の甲の部分に切り込みが入った装飾が施されている靴を指します。
学生時代の制服に合わせて履いていた靴と言えば、思い浮かぶ方もいることでしょう。
諸説ありますが、この切れ込み部分にアメリカの学生達が1セント硬貨(ペニー)を挟んでいたことからコインローファーやペニーローファーという呼び名が定着したとも言われています。
形もスッキリしており、キレイめなコーディネートとは相性抜群。
どのローファーを買うか迷ったら、まずはコインローファーを一足持っておけば安心です。

・タッセルローファー

タッセルローファーは足の甲部分に房飾り(タッセル)が付いたデザインの靴のことを指します。
上品な雰囲気があり、スーツやジャケットスタイルにも合わせやすい靴です。
「Alden(オールデン)」というアメリカの高級老舗革靴ブランドが手がけたのがルーツと言われており、ハリウッド俳優のポール・ルーカス氏がイギリス国王エドワード8世が履いていたタッセル付き紐靴のデザインに惚れ込み、行きつけの靴屋に製作を依頼したことがきっかけだそうです。
それから1950年代のアメリカ東海岸で大人気を博し、学生時代をコインローファーで過ごした弁護士などのビジネスマンが好んで履いていたことから、タッセルローファーは「弁護士の靴」とも呼ばれていました。コインローファーよりもデザイン性に富んでおり、ジャケットを合わせたキレイめなコーディネートによくなじみますよ。

・ビットローファー

ビットローファーとは足の甲部分にホースビット(馬の口にはめる金具)がついたデザインの靴のことを指します。
このビットローファーは、ハイブランドとしてお馴染みの「GUCCI(グッチ)」が発祥だということを知っている方は相当の服好きですね。
元々この金具のホースビットはレディースバッグに使っていたものをローファーのデザインとして取り入れたとされています。
革靴に金具のパーツを合わせるデザインは珍しく、これによりエレガントな雰囲気があり、こちらもキレイめなコーディネートにピッタリの1足です。

■ローファーの色

ローファーの色はブラックとブラウンの2つが定番カラーです。
最もコーディネートしやすく、これから初めてローファーを履く方にとっても易しいカラーです。
ブラックのローファーは落ち着いた雰囲気があり、コーディネートを引き締める効果があり、
ブラウンのローファーはおしゃれでこなれた印象に見えますよ。
キレイめなコーディネートを心掛けるなら、派手な色よりもベーシックな色の靴を合わせるようにしましょう。

■ローファーの素材

・スムースレザー

写真のようにツルッとした表情の革のことをスムーズレザーと呼びます。
艶やかな表情をしているので、キレイめなコーディネートと相性が良いことは言うまでもありませんね。
靴磨きのプロに依頼すれば、鏡のようになるまでピカピカに磨きあげることができ、革の良さを存分に味わうことができます。
履き始めは革が固めですが、徐々に足に馴染んできますよ。

・スエード 

写真のように起毛した表情の革のことをスエードと言います。
スムースレザーとは全く異なり、柔らかでおしゃれな雰囲気に魅力があります。
スエード素材と言うだけでこなれた印象になりますので、キレイめなコーディネートの”外し”として合わせるとオシャレ上級者に見えます。
一見すると秋冬っぽいイメージがあるように思えますが、オールシーズン履けるので安心してください。
見た目同様に革自体が柔らかく、履き始めから足当たりがソフトで、スムーズレザーのローファーよりも比較的靴ズレもしにくいですよ。
カジュアルなコーディネートとの相性が特に良いですが、ジャケットスタイルなどのアクセントとして合わせるのも素敵ですね。

■ローファーはサイズ選びが大事

ローファーは脱ぎ履きが簡単ですが、紐がついていないからこそ足にぴったりフィットしたサイズを慎重に選ばないといけません。
キレイめなコーディネートで合わせても、靴のサイズが全然合っていなければ残念なコーディネートになってしまいます。
履き込んでいくほどに革が柔らかくなり、ソールも沈んでいきますから、最初のサイズ選びが何より大事です。
今ではオンラインで何でも気軽に買うことができますが、ローファーは必ず試着することをおすすめします。
サイズ選びに迷ったら少し小さめのサイズを選ぶといいですよ。

■ローファーを合わせたキレイめなコーディネート

ローファーを合わせたキレイめコーディネートをしたいなら、ジャケパンスタイルが最もおすすめです。
キレイめなコーディネートをする上で”清潔感”は重要なポイント。
ジャケットは羽織るだけでカチッとした雰囲気に見え、さらに白いパンツを合わせることでクリーンな印象になります。
そして足元はローファーを合わせてスッキリと見せることで簡単にキレイめなコーディネートが完成します。
このようにインナーに明るいカラーを持ってくるのは上級者のテクニックなのですが、基本的にはジャケットとパンツがシンプルな色であればどんな色でも合うので、是非トライしてみてください。

このようにポロシャツとローファーを合わせたキレイめコーディネートも定番の合わせ方です。
柔らかなベージュのポロシャツにクリーンな白いパンツ、足元に合わせた白と黒のコンビローファーからは大人の遊び心を感じますね。
ベージュのポロシャツは大人のリラックスした雰囲気があり、爽やかにも見えますし、キレイめコーディネートを得意とするオシャレ上級者にも人気のカラーリングです。
このような淡い色のトップスを選ぶ際は少しゆとりのあるサイズを選ぶことがおすすめで、タイトなサイズ感だと急激にダサ見えしてしまうので注意しましょう。

■ローファーに合うハット

ローファーに合うハットの一つ目はパナマハットです。
パナマハットとはエクアドル発祥のハットで、トキヤ草という天然草を熟練の職人が丁寧に一つ一つ手で編んで作られた帽子のことを指します。
涼しげでクリーンな印象のパナマハットはキレイめなコーディネートと相性抜群で、ローファーにピッタリのハットと言えます。
パナマハットのリボンの色とローファーの色を同系色でまとめてあげると一気にこなれた印象になりますよ。

アリアンサグレー

ローファーに合うハットの2つ目はカンカン帽です。
カンカン帽は、帽子の頭頂部とつばが平らになった形状が特徴的でストローハットの一種です。
この帽子が日本に入ってきたのは明治時代と言われており、大正~昭和初期にかけて大流行し、今なお
長い歴史の中で愛され続けてきた帽子と言えますね。
叩くとカンカンと音がするほど硬く作られていたことから、カンカン帽という呼び方になったと言われています。
英語ではボーターとも呼びます。
元々は水夫や水兵たちのために作られた帽子であり、水に濡れても形を崩さないように麦わらを平たくつぶして編んだ素材を、さらにプレスで固く成型し、ニスや糊などで塗り固めることで、頑丈に仕上げられています。
見た目の通り、クラシックな雰囲気に溢れているので足元はローファーで軽やかに合わせるとコーディネートのバランスが良いですよ。

ローファーに合うハットの三つ目はベレー帽です。
ベレー帽と言えば、漫画家や軍隊が被っているイメージもありますが、ローファーを合わせたキレイめコーディネートとの相性も良く、被るだけでこなれた雰囲気に見えます。
あまり被っている人が少ない印象がありますが、実はベレー帽は服装やヘアスタイルも選ばず老若男女を問わず被ることができるので汎用性の高さも魅力的です。

まとめ

ローファーにも様々なデザインや素材があり、選び方やコーディネートをほんの少しこだわるだけで簡単にキレイめコーディネートが完成します。
なるべくシンプルなアイテムでまとめることがキレイめコーディネートのステップ1ですので、是非取り入れてみてくださいね。

この記事で紹介した商品(価格は投稿時点のものです)



Writer執筆者紹介


松 はじめ

松 はじめ

東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)

リセット仕事服(技術評論社)