40代メンズの夏服選び!初夏に買うべきアイテムをご紹介

ライター:林優吾(表参道ボットーネ) 監修:松はじめ

2023.07.05

Tシャツ1枚で過ごすことのできる夏は、必然的に軽装になり、シンプルなコーディネートをすることになります。
それだけに、サイズ感や素材の良し悪しなどでオシャレに見える人とダサ見えしてしまう人の差が如実に現れてしまいます。
まだまだ若い20代の頃は、半袖のTシャツと短パンにビーチサンダルでも気にせず過ごせたかもしれませんが、40代メンズの夏服としてはナンセンス。

年齢を重ねるごとに初夏にはどんな服装をすればいいのかわからない、、、とお悩みの方は多くいらっしゃいます。
でも実は、基本的な服選びのポイントをある程度抑えてさえいれば、薄着になる夏でも簡単にオシャレになれるんです。
そこで今回は40代メンズの夏服選びについて、選び方の基本から初夏に買うべきおすすめのアイテムと帽子コーディネートを解説していきます。

■知らないと損!まずは基本のキを知る

・トレンドの取り入れ方

近年「トレンド」というキーワードをよく耳にしますが、トレンドの追い過ぎも40代の大人には要注意です。

TシャツならオーバーサイズのTシャツ、パンツならリラックスしたサイズ感のワイドパンツがトレンド入りしていると言えますが、これらをひとつのコーディネートに合わせるのは非常に難しいです。
また40代メンズならどこかにスマートな印象も持ち合わせていると素敵に見えますので、上下の服のシルエットのバランスは大事なポイントです。
Tシャツがゆったりしているならパンツはちょい細め、パンツがゆったりしているならTシャツはジャストサイズくらいを目安に選ぶといいですよ。

・シャツとパンツのサイズ選び

40代メンズの夏服選びにおいて、各アイテムのサイズ選びは何よりも重要なポイントです。
ひと昔前に流行ったようなタイトなシルエットのTシャやピタピタに細いスキニーパンツで街を歩こうものならイタいオジサン認定されてしまいます。
40代メンズならTシャツやシャツのサイズ感は「ちょいゆる」、パンツなら「ちょい細め〜ちょいゆる」くらいを意識しておくとよいでしょう。

・シャツとボトムスの色柄

夏服に限ったことではありませんが、40代メンズには派手な色は不要です。
コーディネートの中には、白やネイビー、ブルー、ブラウンなどのシンプルな色を取り入れることをおすすめします。
なるべくインパクトのある色は選ばず、落ち着いた大人の雰囲気漂う色を選ぶことを意識するといいですよ。

そして40代メンズなら、ベーシックな無地かストライプ柄を選ぶとよいでしょう。
初夏のコーディネートはシンプルに合わせることが望ましく、ベーシックな無地を選ぶことで大人のスマートなコーディネートをすることができます。

ストライプ柄も初夏に選ぶアイテムとしておすすめです。
例えば、リネンのストライプシャツは清涼感があり、視覚的にもスマートに見えるので、40代メンズなら抑えておきたいアイテムのひとつと言えます。
最近はアパレル各社でリラックスしたサイズ感のストライプ柄のワイドパンツが多くリリースされており、これは昨今のトレンドでもあります。

■ダサいと思われてしまうメンズの夏服のポイント

スタイルを少しでもよく見せようと、無理をして少し細めのTシャツやパンツを履いている40代メンズを街で見かけることが多いです。
サイズ感がピタピタだと清潔感もなく、洗練された大人からかけ離れた印象になってしまいます。
逆にオーバーサイズを意識しすぎて、それを通り越してダボダボの40代メンズも街中でよく見かけます。
オーバーサイズ=ルーズフィットであって、ただサイズが大きい服を着るだけでは、ダサいオジサン認定されてしまう可能性が高いです。
ファッションは特にやり過ぎは禁物で、程よくオーバーサイズでフィットしているところを目指しましょう。

シャツの首元からインナーが丸見えになってしまっているケースもダサいと思われてしまうメンズの夏服のポイントです
狙って重ね着をするレイヤードというテクニックがありますが、シャツのサイズ感を絶妙にズラす必要があるのでかなり難しい着こなし方です。
インナーは出来る限り人の目に付かないように気をつけましょう。

■初夏に取り入れるべき40代メンズのアイテム

・長袖リネンシャツ

初夏に取り入れるべき40代メンズのアイテムは、”長袖のリネンシャツ”です。
まず長袖というところが大事なポイントで、長袖シャツを着ることで蒸し暑い初夏でも快適に過ごすことができるのです。
長袖シャツを着ていれば、例えば電車に乗っていても他人と素肌が触れることもありませんし、自分の汗が滴ることも少なくなります。
半袖シャツを着ることの涼しさよりも、長袖シャツを着ることの快適さの方が優っていると言えます。

その上で、初夏に着るならば素材はリネン(麻)が最もおすすめです。
リネンには独特な滑らかさと艶感があり、着てみるとひんやりとした肌触りが心地よい素材です。
リネンらしいシワ感が見た目にも涼しく、まさに夏にぴったりと言えますよね。
また、リネンは機能性にも優れており、コットンなどと比べて吸水力・通気性が高く、また嫌な匂いもしにくいです。
季節に適した素材の服を選ぶことで、こなれた印象になります。
しっかりと着込んだリネンの長袖シャツはおしゃれな雰囲気を演出することができるので、是非コーディネートに取り入れてみてください。

・レザーサンダル

初夏に取り入れるべき40代メンズのアイテムの2つ目は”レザーサンダル”です。
最近は各セレクトショップで某メゾンブランドを意識したような、ラグジュアリーな雰囲気のレザーサンダルをよく見かけます。
真夏に海に行くのであればビーチサンダルやスポーツサンダルの方が合っていると思いますが、街で履くにはさすがにラフ過ぎてしまいます。
初夏はTシャツ1枚にパンツだけといったシンプルなコーディネートになりがちなので、足元にはある程度の品が欲しいところです。
レザーサンダルはサンダルならではの開放感がありながらもミニマルなデザインなことが多く、素材も上質なスムースレザーやこなれた雰囲気のスエードを使っていたりと、夏コーデにさりげなく品を添えてくれます。
真夏に海に行くのであればビーチサンダルやスポーツサンダルの方が合っていると思いますが、街で履くにはさすがにラフ過ぎてしまいますので、40代メンズが普段着として選ぶのであれば、レザーサンダルの方が優秀ですよ。

パナマハット

初夏に取り入れるべき40代メンズのアイテムの3つ目は”パナマハット”です。
パナマハットとはエクアドル発祥のハットで、トキヤ草という天然草を熟練の職人が丁寧に一つ一つ手で編んで作られた帽子のことを指します。
このパナマハットは涼しげでクリーンな雰囲気を持ち合わせており、初夏にピッタリの絶対に外せないアイテムと言えます。
少しキザなアイテムのように感じる方もいるかもしれませんが、シンプルになりがちな初夏のコーディネートにはパナマハットのように存在感のあるアイテムは大変重宝します。
パナマハットは被るだけで爽やかかつ、オシャレな印象を作ることができるので、
40代メンズの初夏のコーディネートに上品な印象をプラスできますよ。
少し細かいテクニックですが、パナマハットのリボンと靴や腕時計のベルトの色を同系色で揃えてあげると、さらにこなれた印象になりますので試してみてください。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?
40代メンズに向けて、夏服の選び方から初夏におすすめのアイテムをご紹介させていただきました。
服選びの基本を押さえながら、サイズ感や素材にもこだわることができれば、大人の男としてファッション感覚を洗練させることにも繋がりますし、物の良し悪しを見極める審美眼を養うこともできます。
シンプルになりがちな初夏のコーディネートを参考にしてみてくださいね。

この記事で紹介した商品



Writer執筆者紹介


松 はじめ

松 はじめ

東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)

リセット仕事服(技術評論社)