メンズスタイルの秘密兵器:サスペンダーの魅力と活用術

2024.04.28

春は新しいファッションに挑戦するチャンスです。

冬の装いとはガラッと印象がかわり、明るく、爽やかな装いが好まれます。

この春はメンズスタイルを一気に格上げする秘密兵器「サスペンダー」を取り入れてみましょう。

野暮ったい印象をもたれがちなサスペンダーですが、使い方によっては周りと大きく差別化を図れます。

サスペンダーコーディネートをモノにし、春コーデを思う存分楽しみましょう。

この記事の結論
・サスペンダーコーディネートで周りと差別化できる
・サスペンダーには足長効果があり、スタイリッシュな印象になる
・サスペンダーをコーデに馴染ませるコツは、「帽子」と「靴」

サスペンダーの歴史と起源

サスペンダーは18世紀にアメリカで登場したファッションアイテムです。

当時の男性用パンツは胸の高さまであるものが多く、ベルトよりも着脱が容易なサスペンダーが多用されました。

1910年ごろにはサスペンダー用の「吊り留めボタン」と「ベルトループ」が両方着いたパンツが主流になります。

1930年代ごろにはベルトループのみが主流となり、サスペンダーはカジュアルシーンから姿を消しました。

ただ1960年代にはクリップ式のサスペンダーが登場し、ベルトループにも装着可能になったことで、再び脚光を浴びます。

その後、サスペンダーはカジュアルシーンとフォーマルシーンの両方で幅広く利用されてきました。

サスペンダーの役割と機能

前述のとおり、サスペンダー本来の目的は「パンツの固定」で、ベルトと同じ役割を果たします。

ベルトよりも着脱が容易なため、利便性を求める労働者階級で特に人気を博しました。

サスペンダーはゴムでできたものが多く、その伸縮性から用意に固定の度合いを調節できます。

サスペンダーは特にスーツとの相性が抜群です。

  • パンツの位置を固定でき、長時間でも形を綺麗に魅せられる
  • ベルトと違い、ウエストにヨレができない
  • 締め付けられる感覚がなく、快適に利用できる

ラクにパンツの位置を固定できるのが、サスペンダーの大きな魅力です。

ベルトのようにヨレも生じないため、パンツを大切には着たい方にもおすすめです。

視覚的には上品さを演出する効果があります。

詳しくは「サスペンダーを使った魅せるコーディネート」で解説します。

サスペンダーの種類とデザイン

サスペンダーにはその形から4種類に大別されます。

名称 特徴
H型 ・シックなイメージ
・2本のゴムが背中側のゴムで結ばれたベーシックな型
X型 ・フォーマルなイメージ
・2本のゴムが背中側で交差する上品な型
Y型 ・カジュアルなイメージ
・2本のゴムが背中の1点で合流し、そのまま1点で固定する型
サイド吊り型 ・個性的なイメージ
・運動の時にも邪魔にならない、サイドで吊り固定する型

上記の型は、装着した時のサスペンダーの形に由来しています。

また型の他にも固定の仕方にも2種類あります。

名称 特徴
ボタン留めタイプ ・ウエスト部分のループや留め具に、ボタンで固定する
・外れにくいため、体を動かすことが多い方におすすめ
クリップ留めタイプ ・ボタン留めよりも安価で一般的
・ズボンの生地を痛めやすい

サスペンダーを使った魅せるコーディネート

ここではサスペンダーを使った3つのコーディネートをご紹介します。

  • シャツ・スラックスと合わせる王道コーデ
  • 白Tとあわせる休日のカジュアルコーデ
  • フォーマルスーツに合わせるビジネスライクコーデ

シャツ・スラックスと合わせるカジュアルコーデ

シャツ・スラックスとサスペンダーの合わせはまさに王道です。

上記の画像では男性らしいコーディネートが、サスペンダーによって上品な装いに格上げされています。

シャツ・スラックスを使ったカジュアルコーデにサスペンダーを合わせる際のポイントは、以下のとおりです。

  • 明るい色を基調に、色彩に統一感を出す
  • H型やY型のサスペンダーを取り入れる
  • 帽子や小物を取り入れる

Safari Cotton Tartan(サファリ コットンタータン) D1721 ハウスチェック

明るい色のシャツを取り入れることで、カジュアルな雰囲気を演出できます。

サスペンダーで上品さをプラスすることで、上品かつカジュアルなコーディネートを実現できるでしょう。

シャツ・スラックスの上品さを格上げするフォーマルコーデ

サスペンダーはフォーマルな着こなしにもマッチします。

同じシャツ・スラックスでも、フォーマルなアイテムと合わせることで印象をガラッと変えられます。

上記のコーデでは細身で素材感の上品なアイテムと合わせることで、フォーマルな雰囲気を演出しています。

フォーマルシーンにサスペンダーを取り入れる際のポイントは、以下のとおりです。

  • シャツ・スラックスには上品な素材を取り入れる
  • 細身のアイテムでIラインシルエットを意識する
  • 革靴やメガネで上品さをさらに引き立てる

サスペンダーの形はスタンダードなH型や、フォーマルシーンに最適なX型がおすすめです。

白Tとあわせる休日のカジュアルコーデ

引用:WEAR

休日のコーディネートにサスペンダーを合わせたい場合、Tシャツやサンダルと合わせるコーディネートもおすすめです。

上品な印象のサスペンダーをカジュアルコーデに差し込むことで、おしゃれなコーディネートに仕上げられます。

休日のカジュアルコーディネートにサスペンダーを取り入れる際のコツは、以下のとおりです。

  • 少ない色で統一感のあるコーデを組む
  • サスペンダーの色は黒が無難
  • メガネや帽子、ブレスレットなどの小物で上品さを演出する

よりカジュアルなコーディネートは、シャツ・スラックスに比べてサスペンダーコーディネートの難易度が高いといえます。

いきなり挑戦するのではなく、サスペンダーのコーディネートに慣れてから取り入れるのがおすすめです。

サスペンダーのメンテナンスとお手入れ

サスペンダーはメンテナンスやお手入れの手間がかからないのが魅力です。

サスペンダーはあくまで固定具であり、ベルトと扱いは変わりません。

ベルトを洗濯しないように、サスペンダーにも洗濯は必要ないんです。

また、サスペンダーはゴム製のため、洗濯により劣化する可能性があります。

また金具部分が金属でできているものもあり、洗剤や水はサビの原因にもなります。

もし汚れた場合は乾いた布で拭き取ったり、専門店やクリーニング店に相談してみるのがおすすめです。

まとめ

サスペンダーはシャツやスラックスだけでなく、Tシャツやワイドパンツとも相性のいい万能アイテムです。

コーディネートのアクセントになるため、羽織やシャツ一枚で出かける機会の増える春にはぴったりでしょう。

初めてサスペンダーに挑戦する方は、シャツ・スラックスとの合わせから始めてみましょう。

王道のコーディネートから始めてみることで、大きな失敗を防げます。

慣れてきたらTシャツや、やや太めのパンツなどに合わせ、自分らしいコーディネートを見つけてみてください。

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