どうにかしたい、帽子にこもったあの「臭い」・・・専用お手入れグッズで爽やかに!

2018/03/06

  • 帽子の知識


帽子を脱いだとき、ぷわぁ~んと臭ってくる、自分の臭いに「うっ・・」と思ったことありませんか?
周りに臭ってたらどうしよう? この臭いをどうにかしたい!
とお困りの方も多いはずです。

――そもそも帽子の中の臭いの正体ってなんですか?

帽子の中のこもった臭いは、『頭皮の皮脂や汗と常在菌が結びついてできた成分の臭い』です。
意外にも、皮脂や汗、角質自体は、ほとんど臭いはしないのです。汗をかいた直後より時間が経った方が臭うのはそれが理由です。

――なるほど~。汗そのものが臭うのだと思っていました!つまり「菌」がなければ臭わないってことですね。

そうです、帽子の臭い対策で重要となるのは「菌」なんです! もし帽子が丸洗いできたなら「菌」を減らすのは簡単です。でもほとんどの帽子は、専門店でないと洗濯はできません。

――じゃあ、帽子の「菌」ってどんどん増えちゃうじゃないですか?!

そうなんです!何もお手入れしないと、帽子の菌はどんどん増えていってしまいます。帽子の中は高温多湿で、菌が増えやすい環境だからです。

でも、大丈夫!!

ブラッシングや陰干しなど、日常のお手入れをすることで、ある程度はキレイを保つことができます!

≪帽子の日常のお手入れ方法≫       

① 汗や汚れた箇所は、固く絞った濡れタオルで軽く叩くようにして丁寧に拭き取ってください。

② 乾いたタオルで水分を充分に拭き取ります。

③ 全体の型を整えます。

④ 風通しの良い場所に陰干しします。 ※洗濯ばさみは使用しないでください。タオルを干す台や、大きなザルにタオルを敷き、その上にパナマハット置くと便利です。

フェルトハットは① ~④に加えて、 柔らかい馬毛ブラシなどで毛の流れに沿って優しくブラッシングし、埃や汚れを取り除いてください。

さらに! 日常のお手入れに加えて、「菌」を減らすことができる帽子専用のお手入れ用品を使えば、さわやかぁ~に帽子をお使いいただくことができます。

――いいですね~!ぜひ「菌」を減らせるお手入れ用品を教えてください!

では、おススメの帽子専用のお手入れ用品を2つご紹介しましょう。

※ 掲載されている商品の価格は、2021年7月5日現在のものです。

スプレーで消臭『ハットランドリー』

『ハットランドリー』は、スプレータイプの帽子お手入れ用品です。1日帽子を被った後、このハットランドリーをシュシュッ!と適量をスプレーすれば、シミや臭いの元となる菌を取り除き、防カビ・防虫の効果も発揮します。主成分のフィトンチッドは、植物由来の天然成分(植物抽出エキス)ですので、帽子を傷めないだけでなく、帽子を身に付ける方にとっても快適にご使用いただけるのです。

ハットランドリー50ml
¥1,100(税込)
日本製
※原材料:精製水、植物抽出エキス(フィトンチッド成分)/内容量:50ml
沖縄へのお届けについて
沖縄向け宅急便は航空輸送となり、航空貨物保安管理の一環で内容品の確認を求められる場合がございます。
このため、お届けに遅延が発生する場合がございます。ご理解、ご協力のほどお願いいたします。

ハットランドリー100ml
¥1,870(税込)
日本製
※原材料:精製水、植物抽出エキス(フィトンチッド成分)/内容量:100ml
沖縄へのお届けについて
沖縄向け宅急便は航空輸送となり、航空貨物保安管理の一環で内容品の確認を求められる場合がございます。
このため、お届けに遅延が発生する場合がございます。ご理解、ご協力のほどお願いいたします。

100%天然成分「フィトンチッド」

『ハットランドリー』は、「フィトンチッド」を成分としています。

――フィトンチッドって聞きなれない言葉ですが、なんですか?

フィトンチッドとは、樹木などが発散する天然の成分です。
フィトンチッドとは、ロシア語で、フィトン=「植物」チッド=「他の生物を殺す能力を有する」という意味をもちます。これを繋げて読み、フィトンチッド「植物からでる揮発成分は殺菌作用がある」という意味になります。

自ら移動することができない樹木は、外敵からの攻撃や刺激を受けても避難することができません。そのため、自分自身を守る手段として、傷ついたときに傷口から病原菌が感染するのを防いだり、害虫などを寄せ付けない揮発性物質を放出しています。それが、フィトンチッドなのです。

フィトンチッドは、樹木が何千年もの間、生き続けることができる生命力の源であると言われています。森林浴をすると体が元気になったり心が安らぐのは気分的なものだけでなく、フィトンチッドの効果であるということが学術的にも証明され始めています。

市販の消臭スプレーとのちがい

――でも、消臭スプレーって市販でもたくさんありますよね?

代表的な市販の消臭剤は、界面活性剤やマスキング香料で、臭気成分を包み込む「ラッピング消臭」がほとんど。臭気成分と香料が混ざりあい不快な臭いを発生させることもあります。

『ハットランドリー』は、臭いの原因を中和する「分解消臭」のため、臭いの元から消臭します。 特に有機系の臭いに高い効果を発揮します。頭皮の皮脂や角質から出る、帽子の中のこもった臭いには、『ハットランドリー』が最適なのです。

「ハットランドリー」の使い方

1日帽子を被った後、適量をスプレーしてください。スプレーの後の帽子はしっかりと陰干ししてください。
※ご使用前に帽子の目立たない部分に噴霧して、変色などがないことをご確認ください。


ライナーで消臭『汗止め消臭・制菌ライナー』

『汗止め消臭・制菌ライナー』は、帽子内側に貼り付けて汚れを防ぐ帽子お手入れ用品です。帽子内側のスベリ部分に、付属の両面テープで貼り付けることで、吸汗・速乾・制菌・消臭、4つの効果が得られます。効果は半永久的に持続するので、繰り返し洗ってお使いいただけます。ライナーを帽子に貼り付ける両面テープ10回分つき。本体を洗濯して再度つけることはもちろん、他の帽子への付け替えもできます。

帽子用汗止め消臭・制菌ライナー(ショート)
¥880(税込)
日本製
素材:ポリエステル100%
※長さ17.5cm(帽子サイズを0.5cm小さくする効果があります)
洗って繰り返し使えます。

帽子用汗止め消臭・制菌ライナー(ロング)
¥1,100(税込)
日本製
素材:ポリエステル100%
※長さ27.0cm(帽子サイズを1cm小さくする効果があります)
洗って繰り返し使えます。

抗菌じゃなくて制菌なんです

『汗止め消臭・制菌ライナー』のスゴイところは、「抗菌」ではなくて「制菌」という点です!

一般的によく聞く「抗菌」というのは、繊維上の細菌の増殖を抑制し、防臭効果を示す加工のことです。社団法人繊維評価技術協議会の要件にクリアした商品には、ブルーのSEKマーク(抗菌防臭加工SEKマーク)がついています。

それに対して「制菌」というのは、繊維上の皮膚常在菌や有害細菌を特定して、それらが増えないように抑制することを目的とした加工です。 社団法人繊維評価技術協議会の要件にクリアした商品には、オレンジ色のSEKマーク(制菌加工SEKマーク)がついています。(※1)

※1社団法人繊維評価技術協議会 ホームページより(http://www.sengikyo.or.jp/)

――う~ん? 結局、「抗菌」と「制菌」どっちがスゴイのでしょうか?

ズバリ「制菌」です!

「抗菌」加工は、菌の増殖を抑制はしているのですが、菌を減らしているわけでは無いのです。
「制菌」加工は、菌の数をそれ以上増やすことなく、確実に菌を減らすということを指すのです!

『汗止め消臭・制菌ライナー』は、オレンジ色のSEKマーク(制菌加工SEKマーク)がついている制菌性能がある商品。 だから、帽子に付いた菌の増殖を抑制しつつ、汗などと菌が結びついてできた臭いを吸収して、中和・分解し無臭化。帽子をさわやかぁ~にしてくれるのです。

吸汗・速乾にも優れています

『汗止め消臭・制菌ライナー』は、汗を素早く吸収し、しかもすぐに乾きます。

「グラフト重合」という特殊な加工を施したポリエステル製で、優れた吸水性・速乾性を実現しているからです。
汗っかきの人も安心して、帽子をかぶれますね。

『汗止め消臭・制菌ライナー』の使い方

帽子内側のスベリ部分に、付属の両面テープで貼り付けて使います。汚れてきたら、帽子からはがし、洗濯ネットなどに入れ、洗濯機で洗濯可能です。洗濯をしても効果は半永久的に持続するので、繰り返し洗ってお使いいただけます。(※写真は分かりやすいように肌色のライナーを使用しています。)

貼り付けるための両面テープは、のりの跡が残りづらい専用テープですので、大切な帽子にも安心してお使いいただけますよ。


いかがでしたでしょうか?
日頃のお手入れにプラスして、『ハットランドリー』『汗止め消臭・制菌ライナー』を使ってお手入れすれば、鬼に金棒、弁慶に長刀!
あなたの帽子が、さわやかぁ~になりますよ。