大人の余裕は足元から!40代メンズのためのローファー活用術

ライター:真沙幸 監修:松はじめ

2025.04.10

アイビーリーグの学生ファッションといえばブレザーにローファーを合わせたスタイルで、アメリカントラッドとして現代でも愛されるスタイルです。
ローファーは、スニーカーよりもエレガントで、革靴よりも気軽に履ける万能なアイテム。カジュアルすぎず、幅広いスタイルに馴染むため、大人の男性にはぜひ取り入れてほしいアイテムです。
40代になると、ファッションにおいて「上品さ」や「大人の余裕」を意識する男性も多いのではないでしょうか。その中でも、足元の選び方はスタイルを決定づける重要な要素です。
今回は、40代メンズにふさわしいローファーの選び方やコーディネート術について詳しく解説していきます。

1. 40代メンズがローファーを選ぶポイント

① 素材の質にこだわる

ローファーは、素材によって印象が大きく変わります。40代の男性には、上質なレザーやスエード素材を選ぶのがおすすめ。特に、本革のローファーは経年変化を楽しめるなど、大人の余裕を演出しながらファッションを楽しむことができます。

おすすめ素材

  • スムースレザー:エレガントな印象でありながら、ジャケパンスタイルには程よい軽やかさをプラスできるアイテム。
  • スエード:柔らかい印象を与え、カジュアルなコーディネートに最適

② 形・デザインを意識する

ローファーにはいくつかの種類がありますが、40代の大人の男性には、以下のデザインが特におすすめです。

  • ペニーローファー:シンプルなデザインで汎用性が高く、オン・オフ両方で使える
  • タッセルローファー:エレガントでクラシックな印象。ジャケパンスタイルとの相性が◎
  • ビットローファー:金具の装飾があり、ラグジュアリー感を演出できる

③ カラーはベーシックなものを選ぶ

ローファーを初めて取り入れるなら、黒・ブラウン・ネイビーといったベーシックカラーが使いやすいです。特に、黒のローファーはどんなスタイルにも合わせやすく、一足持っておくと便利です。

2. 40代メンズのローファーコーデ術

ローファーは合わせるアイテム次第で、ビジネスカジュアルから休日のリラックススタイルまで幅広く活用できます。ここでは、40代の男性におすすめのコーディネートを紹介します。

① キレイめカジュアルスタイル

(アイテム例)

  • トップス:白シャツ+カーディガン
  • ボトムス:スラックス or チノパン
  • シューズ:スエードのペニーローファー

ローファーは、シンプルなカジュアルスタイルに上品さをプラスできます。たとえば、白シャツにカーディガン、スラックスという定番なカジュアルスタイルでも、おしゃれで清潔感のある大人のスタイルに仕上がります。

② ジャケパンスタイル

(アイテム例)

  • トップス:ネイビーのジャケット+カットソー
  • ボトムス:グレースラックス
  • シューズ:タッセルローファー(黒 or ダークブラウン)

ビジネスカジュアルにも活用できるジャケパンスタイルには、タッセルローファーがおすすめ。繊細なフリンジの装飾が上品さを演出し、シンプルなジャケットコーデに程よいアクセントを加えてくれます。

③ デニム×ローファースタイル

(アイテム例)

  • トップス:ニット or シャツ
  • ボトムス:デニム(ロールアップも◎)
  • シューズ:スエードのタッセルローファー

デニム×ローファーの組み合わせは、こなれた雰囲気を演出できる鉄板スタイル。デニムはロールアップして足首を少し見せると、より洗練された印象になります。

3. ローファーと相性の良い帽子選び

ローファーコーデをさらに格上げするなら、帽子を取り入れるのもおすすめです。帽子は、スタイル全体のバランスを整えたり、こなれた雰囲気をプラスしたりするのに役立ちます。

① ハットでエレガントに

ローファー×ジャケパンスタイルには、フェルトハット中折れハットが好相性。落ち着いた色味のハットを合わせると、より大人の余裕を演出できます。

② キャップでカジュアルダウン

デニム×ローファーのスタイルには、シンプルなキャップを合わせると、程よくカジュアルな雰囲気に。レザーやスエードのキャップを選べば、カジュアルながら上品さもキープできます。

③ ベレー帽でこなれ感をプラス

スエードローファーを使ったカジュアルスタイルには、ベレー帽を合わせるのも◎。落ち着いたトーンのベレー帽を選ぶことで、程よい抜け感が生まれます。

4. ローファーを履く際の注意点

① 靴下の選び方

ローファーは素足風に履くのもおしゃれですが、40代の男性には上品さを意識した靴下選びが重要です。
ビジネスシーンでは、素足風は避けた方が無難。カジュアルなシーンでは、くるぶし丈のソックスを活用して抜け感を出しましょう。思い切って差し色や柄物のソックスで上級者コーディネートに挑戦してみても良いのではないでしょうか。

② ローファーの手入れを忘れずに

上質なローファーを長く愛用するためには、定期的なメンテナンスが必須です。

  • レザー素材の場合:定期的にブラッシングをして、クリームを塗って保湿
  • スエード素材の場合:専用の金具付きブラシを使用し、寝てしまっている毛を起こします

5. まとめ

ローファーは40代の男性にとって、上品さとカジュアルさを両立できる万能シューズ。さらに帽子をプラスすることで、コーディネートに深みを出すことも可能です。足元から大人の余裕を演出し、40代ならではの洗練されたスタイルを楽しんでください!

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Writer執筆者紹介


松 はじめ

松 はじめ

東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)

リセット仕事服(技術評論社)