トレンドの主役!大人の余裕漂うチャンキーカーディガン
ライター:神田聖成 監修:松はじめ
2023.12.14
肌寒くなってきた今、恋しくなるのは大人っぽく着こなせるアウターではないでしょうか。
コートやダウンばかりで飽き飽きしてきた方は、今季のトレンドの主役「チャンキーカーディガン」を着こなしてみましょう。
チャンキーカーディガンとは主に厚手のカーディガンを指します。
生地が分厚く存在感があるため、コーディネートの主役になるアウターです。
着こなし術と選び方をマスターすることで、大人の余裕を醸し出せるようになるでしょう。
帽子や小物、靴で周りと差別化する方法も紹介します。
この記事からわかること
- 初心者の方は「黒」や「ブラウン」などの使いやすい色がおすすめ
- チャンキーカーディガンは「温もり」と「大人の余裕」を醸し出すのに最適
- チャンキーカーディガン選びでは「サイズ感」が肝
チャンキーカーディガンは冬のメンズファッションの一大トレンド
チャンキーカーディガンは冬のメンズファッションの一大トレンドです。
厚手でアウターとして使えるため、コートやダウン同様に冬を代表するアウターといえるでしょう。
参考:IDIOME ONLINE CHUNKY CARDIGAN LEMAIRE
チャンキーカーディガンは厚手で温かみのある印象を与えるだけでなく、大人の落ち着きや柔らかな印象も演出できます。
コートやダウンでは出せない、柔らかみある独特のスタイリングを組めるため、気分を変えたい時や落ち着いた1日を過ごしたい時に最適なアウターです。
温かみを演出するチャンキーカーディガンの着こなし術
チャンキーカーディガンを着こなすことで、温かみや柔らかな印象を演出できます。
具体的にはやや太めのコットンパンツと革靴で、全体を柔らかな印象かつ大人っぽく仕上げるのがおすすめです。
参考:FARFECH Maison Margiela チャンキーニット カーディガン
ブラウンは温かみや大人の落ち着きを演出するのに最適なカラーリングです。
特にブラウンのチャンキーカーディガンは単体でコーディネートの主役になるため、他のカラーよりも挑戦しやすいでしょう。
ベージュのパンツ、ブラウンの革靴、タンのバッグと合わせることで統一感を出しています。
チャンキーカーディガンは、かなりカジュアルなアイテムです。
革靴やレザーバッグなど上品さのあるアイテムを複数取り入れることで、カジュアルさと上品さのバランスがとれます。
参考:IDIOME ONLINE CHUNKY CARDIGAN LEMAIRE
こちらはネイビーがかった黒のチャンキーカーディガンが主役のコーディネートです。
全体的に落ち着いたトーンとアイテムで構成されているため、どんな年代の方でも挑戦しやすいでしょう。
こちらもカジュアルになりすぎないよう、革靴を合わせてバランスがとられています。
「パンツが太いのはちょっと…」という方は、ブラックのデニムやチノパンを合わせてみましょう。
やや細身のパンツでもコーディネートが上手くまとまります。
体型に合わせたチャンキーカーディガンの選び方
チャンキーカーディガンはサイズ選びが肝です。
自分の体型に合わせたサイズ感のチャンキーカーディガンを選ばなければ、どんなパンツと合わせてもだらしなく見えてしまうでしょう。
サイズ選びの際は以下の3点に注意しましょう。
- 着丈は「腰〜ヒップの上半分」に収まっているか?
- ダウンを着たときのような「全体的なゆとり」はあるか?
- 袖丈はぴったり、もしくはワンクッションできる程度か?
参考:SHIPS:〈手洗い可能〉チャンキー ドライバーズ ニット カーディガン
なかでも着丈は特に重要です。
着丈が合っていないと何を着てもだらしない印象になり、どうすることもできません。
着丈は短めにするとすっきりとした印象に、長めにするとカジュアルな印象になります。
必ず自分の体型に合わせて「サイズ感が完璧な」1着を選びましょう。
チャンキーカーディガンを着こなせるかは小物で決まる!
チャンキーカーディガンのコーディネートで大人っぽさを演出できるかは小物で決まります。
具体的には「帽子」と「靴」の合わせ方が重要です。
チャンキーカーディガンでスタイリングを組む時は、基本的に革靴を合わせましょう。
チャンキーカーディガンには”カジュアルめ”革靴を合わせる
チャンキーカーディガンにはカジュアルめの革靴を合わせましょう。
カジュアルよりの革靴を合わせることで、カジュアルさと上品さのバランスがとりやすくなります。
パンツに合わせて以下の革靴をセレクトするのがおすすめです。
- Uチップシューズ
- ローファー
- モカシン
チャンキーカーディガン初心者の方は、まずUチップシューズから挑戦してみましょう。
細めから太めまで幅広いパンツと相性がいいため、大失敗を避けられます。
チャンキーカーディガンには「ニット帽」や「ベレー帽」がおすすめ
大人の落ち着きや独特のゆったり感を演出できるチャンキーカーディガンには、同じ素材を使った「ニット帽」「ベレー帽」の合わせがオススメです。
特にベレー帽はややハードルが高いと感じる方も多いでしょうが、チャンキーカーディガンと合わせることで驚くほど簡単にスタイリングが組めます。
Cashmere Single Knit Cap(カシミヤ シングル ニット キャップ) 84194 ブラック(MARONE)
おすすめポイント
- ニット帽によくある折り返しがなく、上品な印象
- カシミヤ素材の高級感
- 縦幅が長めでややカジュアルな印象
折り返しのない上品見えするニット帽を合わせることで、コーディネートを上品に格上げできます。
チャンキーカーディガンと同じウールで統一感を出しながら、カシミヤの高級感をプラスすることで大人っぽい、高級感もプラスされるでしょう。
程よくカジュアルに、しっかり上品にまとまるカシミヤのキャップはチャンキーカーディガンデビューのお供に最適です。
Basque Beret(バスク ベレー) B80002 ブラック(Borsalino)
おすすめポイント
- 尖りすぎていないミニマルなデザイン
- 落ち着きのある黒のカラーリング
- ウール100%のふっくらした風合い
「デザイナーやアーティストが被っている」という印象から敬遠されがちなベレー帽ですが、このベレー帽はミニマルなデザインで誰でも挑戦しやすい一品に仕上がっています。
落ち着きのある黒のカラーリングやウール100%のふっくらした風合いで、コーディネートに上品さや冬らしい温かみをプラスしてくれるでしょう。
黒、ネイビーのチャンキーカーディガンやローファーと合わせることで、驚くほど簡単に大人っぽい上品なコーディネートが完成します。
まとめ
チャンキーカーディガンを着こなすことで、重たくなりがちな冬の装いで周りと差別化できます。
コーディネートに取り入れる際は「黒」「ブラウン」「ネイビー」から挑戦し、帽子や革靴と合わせて程よくカジュアルに楽しんでみてください。
この記事のポイント
- チャンキーカーディガンはダウンやコートと一線を画す冬の主役アウター
- チャンキーカーディガンを選ぶ際はサイズ感、特に着丈に注意
- 革靴や帽子と合わせることで、大人っぽい上品なカーディガンコーデが完成
初心者の方はまず「ニット帽×チャンキーカーディガン×Uチップシューズ」の合わせから始めてみましょう。
サイズ感に注意することで、失敗することなくチャンキーカーディガンデビューを果たせます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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Writer執筆者紹介
松 はじめ
東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)