スタイリスト直伝！ オトナのメンズコーデ塾

寒くなってきたこの季節、大人っぽくキメたいなら「チェスターコート」は欠かせません。

チェスターコートとは膝丈ほどまである長丈のコートを指しており、テーラードジャケットをそのまま引き伸ばしたようなデザインが特徴的です。

チェスターコートはフォーマルなオフィススタイルはもちろん、休日のカジュアルコーデでもしっかり活躍します。

上品でクラシカルな雰囲気を醸し出すチェスターコートを身に纏えば、冬のコーディネートで周りと差別化できること間違いなしです。

チェスターコートの特徴

チェスターコートは膝丈まであるやや長丈のコートを指します。

テーラードジャケットをそのまま引き伸ばしたようなデザインが魅力で、上品でややフォーマルな印象を与えるのが特徴です。

様々な素材がありますが、ウールやメルトン生地（フェルト）、カシミヤを使用したものが多く、寒い冬でもしっかり防寒できます。

引用：BAYCREW’s STORE　417 EDIFICE　Wool mix / ウールミックスチェスターコート

チェスターコートを取り入れたオフィススタイル

チェスターコートは上品でフォーマルな印象を与えるため、数あるコートのなかでも特にオフィススタイルにマッチするのが特徴です。

普段は通勤の際に着用し、休日はカジュアルな服装と合わせておしゃれを楽しむ、といった使い方ができるのもチェスターコートならではの魅力です。

引用：BAYCREW’s STORE　EDIFICE　SUPER 140’s ウール / カシミヤ チェスターコート

オフィススタイルと合わせる際は以下の3点を意識することで、洗練された大人の風格を醸し出せます。

• ブラック・ネイビーのコートなど暗めの色味を選ぶ
• 膝付近、もしくは膝よりやや上のサイズ感を選ぶ
• カシミヤやウールなどの上品なツルッとした素材感の物を選ぶ

特にサイズ感に関して、丈が長すぎるとだらしない印象になるので注意しましょう。

個性を出したい方は「グレーのチェック柄」や「ベージュカラー」のチェスターコートもおすすめです。

チェスターコートでカジュアルな週末のお出かけスタイル

チェスターコートはカジュアルなお出かけスタイルの際も、非常に重宝します。

Tシャツやカジュアルシャツ、デニムとの相性もいいため、さまざまなアイテムと組み合わせたい方にもおすすめです。

引用：BAYCREW’s STORE　EDIFICE　SUPER 140’s ウール / カシミヤ チェスターコート

上のコーディネートのポイントは以下の3つです。

• シックにまとめるために全身を黒で統一
• タートルネックと革靴で上品さをプラス
• デニムやサングラスでかっちりしすぎないように調整

全身のバランスも細すぎず、太すぎずのすっきりしたシルエットで、大人の色気が抜群に効いています。

休みの日のコーディネートにチェスターコートを取り入れることで、上品かつカジュアルな「さりげないおしゃれ」を実現可能です。

自分に合うチェスターコートはどう選ぶ？フォーマルメインか、カジュアルメインかで決めよう

チェスターコートはオフィススタイルにもカジュアルスタイルにもマッチする万能コートですが、どちらを軸にするかで選び方は異なります。

オフィスシーンで主に利用したい方のチェスターコートの選び方は以下の通りです。

1. ブラック・ネイビーのコートなど暗めの色味を選ぶ
2. 膝付近、もしくは膝よりやや上のサイズ感を選ぶ
3. カシミヤやウールなどの上品なツルッとした素材感の物を選ぶ

一方、カジュアルシーンを軸に選ぶ方は以下のポイントを意識するのがおすすめです。

1. 自分のワードローブに合う「使いやすい色味」を選ぶ
2. 起毛感のあるウールやカシミヤのコートを選ぶ

オフィスシーンを軸に選ぶか、カジュアルシーンを軸に選ぶかで選ぶべきチェスターコートは微妙に異なります。

自分がメインで使いたいシーンを軸にして、フォーマルでもカジュアルでも使いやすい一着を選んでみてください。

カジュアル軸で選ぶ方は、「派手になりすぎてオフィスシーンで使えない」とならないよう注意しましょう。

チェスターコートのコーディネートを引き立てる小物の使い方

以下の2つの帽子をチェスターコートと組み合わせることで、チェスターコートのコーディネートはより一層引き立ちます。

1. ハット
2. ハンチング

それぞれの持つ魅力はまったく異なるため、自分のスタイルや出したい雰囲気、来て行く場所などを考慮した上で合わせ方をチェックしましょう。

チェスターコート×ハットでフォーマルな装いをさらに格上げ

フォーマルスタイル、オフィススタイルメインの方は「チェスターコート×ハット」の合わせがおすすめです。

細身のパンツやブーツと合わせて着用することで、イギリス風の紳士的な装いを完成させられます。

チェスターコートにハットを合わせる時のポイントは以下の3つです。

1. ハットとコートの同じ、もしくは近い色味にする
2. ハットとコートは同じ素材に統一する
3. 全身を暗めの色でコーディネートする

ハットとコートの色味と素材感を統一し、暗めの色基調にコーディネートすることで統一感を出せます。

以下の「POTENZA SEMPLICE （ポテンザ センプリチェ）ブラック」は、チェスターコートの上品さとクラシックな雰囲気と絶妙にマッチします。

フォーマルなおしゃれを追求したい方に、特におすすめです。

チェスターコート×ハンチングで「クラシックな」魅力を！

カジュアルシーンでチェスターコートと合わせる帽子を探している方は、ハンチングがおすすめです。

男性らしさのある無骨なハンチングとフォーマルなチェスターコートを引き立たせ、色気あコーディネートが完成します。

どちらもイギリス発祥のアイテムであるため相性は抜群です。

クラシックな装いやウェスタンスタイルをコーディネートに落とし込みたい方はぜひチャレンジしてみましょう。

チェスターコートもハンチングも初めての方には、以下の「Harris Tweed Stornoway（ハリスツイード ストーノウェイ）2016」がおすすめです。

色味も素材感も使いやすく、ウールのチェスターコートにパッと合わせれば統一感のあるコーディネートに仕上がります。

まとめ

チェスターコートを使いこなすことで、のっぺりしがちなメンズの冬コーデを一気に格上げできます。

オフィススタイルからカジュアルスタイルまで幅広く活用できるため、1着持っておいて損はないでしょう。

自分に合った一着を選ぶ際は、フォーマルシーン、カジュアルシーンのどちらを軸にするのか決めてから探し始めましょう。

上品なウール素材やカシミヤ素材で作られたチェスターコートを選ぶことで、大人っぽい色気あるコーディネートを実現できます。