この編み方、まさにオンリーワン。独自の手法で新局面を開く、ナチュラル・パナマ。

オシャレなストローバッグを思わせるような、表情豊かな帽体に目が留まりましたか？　その直感の通り、このパナマハットの最大の特徴は、他にはないユニークな編み方にあります。

Homero Ortega（オメロ オルテガ）のCABLE（カブレ）の仕上げは、Llano（リャノ）＝網代編み、Brisa（ブリーサ）＝石目編みといった定番の編み方とはもちろん、粒感のあるMedio Punto（メディオプント）＝かぎ針編み、涼しげな印象のTorcido（トルスィド）＝より合わせ編みといった特殊系の編み方とも異なります。

CABLE（カブレ）には、「ケーブル編み」と呼ばれるユニークな編み方が採用されています。細めの繊維と太めの繊維を斜めにかみ合わせた、筋ばった凹凸のある外観がこの編み方の特徴です。

「ケーブル編み」を採用したCABLE（カブレ）はざっくり感のある「穴」を強調した仕上げで、十分な通気性と涼やかな佇まいを実現。手にとって間近で眺めれば、反対側が透けて見えるほどです。こうした抜け感のあるエアリーな仕様により、暑い季節の着用にも好適なクールな雰囲気になっています。

クラウン部分は、かっちり硬めの仕上げ。複数の編み目を組み合わせ、繊維同士をしっかりとかみ合わせた丈夫な仕上がりとなっています。麦わら素材の古風なストローハットや、ブレード編みのカンカン帽などを思わせるようなハードな質感です。

一方のブリムは、定番の網代編みと、サイドクラウンと同じ編み方をちょうど内側外側で半分ずつ組み合わせた、比較的しなやかな仕上げ。こうした軽やかさは、100％の天然トキヤ草を用いた、エクアドル製の「本パナマ」仕様ならではと言えるでしょう。

CABLE（カブレ）のデザイン面の特徴としては、クラウントップ（頭頂部）のクリース（くぼみ）がティアドロップ型で、その底部にやや弱めながら「戻り」と呼ばれるふくらみがあるタイプ。レザー調のハットバンドも、暖かい季節らしいリゾート感を演出しています。

パナマハットの本場エクアドルに根を張り、高級パナマの代表格として世界的な知名度を誇る帽子ブランドHomero Ortega（オメロ オルテガ）が提案するアイテムは、その完成度の高さに定評があります。原料であるトキヤ草の栽培から、帽体の緻密な編み込み、細かな装飾に至るまで、一分の隙もなくこだわり抜かれています。

Homero Ortega（オメロ オルテガ）のCABLE（カブレ）は、ユニークな編み方の採用による表情豊かなパナマハットということもあって、気張らないカジュアルな服装に合わせて力を発揮します。また、斜めに走る太めの繊維により優雅な雰囲気もあるので、あえてキレイめのコーディネートに取り入れてみるのも面白いでしょう。ぜひ、この魅惑のハットを手に入れて、あなただけの個性が輝くベストスタイルを見つけてください。